松浦さんの勇気を讃えたい

松浦亜弥さんが子宮内膜症で闘病中であることを公表した。
松浦ヲタにとっては、2006年10月の顎関節症によるコンサート中止以来の衝撃となった。

彼女には、自らの病気を公表したこと、そしてその病気と闘いながら、激しい運動を伴うコンサートなどの活動を続けてきた、その勇気、根性を讃えたい。
腹式呼吸でおなかに力のかかることが多いだけに、そのつらさは想像を絶する。それにもかかわらず、笑顔を絶やさずにきたというのは並大抵のことではない。

まずは治療に注力してもらいたい。そして症状が改善すること、そして完治することを心から祈りたい。

何故、今発表したのだろう

気になるのは、彼女が何故この時期に発表したのかということである。

彼女が公表をためらっていたのは間違いない。
自身のラジオ番組で「体調が悪くてもステージに立つ」と、プロとしての矜持を口にしていたこともあり、不調を表に出したくない意識は彼女の中で強かったと考えられる。
それに、「デリケートな問題」と彼女も書いている通り、女性としては言いづらかったのだろう。

しかし、ヲタとしては「もっと早く知りたかった」という気持ちはどうしてもぬぐえない。
コンサート活動を行なっていた時期は難しかっただろうが、2009年10月のコンサートツアー終了の時点や、その後のファンクラブ限定ライブで公表するなど、ヲタに伝えるタイミングはいくつもあったはずである。

コンサートツアーの終了、その後の活動の大幅な縮小は、ヲタにとってはとても残念なことであった。
週刊誌などにも活動縮小について憶測で書かれるなどして、タレントイメージが悪化してしまっていた。
また今年は彼女のデビュー10周年、そして25歳という記念すべき年であり、例年以上に活動を期待していたヲタは多かった。
事情を知っていれば、我々は彼女をいたわりつつ活動の再開を気長に待つこともできたし、無用な憶測を呼ぶことを抑えられたのではないか。

積極的な情報発信が何より求められる

今回の公表に限らず、事務所や彼女本人に対しては、情報発信の重要性を理解し、また積極的に情報を発信してもらいたい。

twitter(@matsuura_aya)は彼女がファンとの交流を楽しんでいるようで、積極的に利用されているが、ブログは長期にわたり放置されてしまっていた。
開設したからには、できる範囲において積極的に記事を投稿してもらいたいし、できないのであれば、初めから開設しない方がよい。
多くの人が目にするだけに、ブログが荒れている状態を放置することがどれだけイメージ低下につながるかを自覚してもらいたい。

彼女はブログに対しては消極的な姿勢を見せていた。
確かに、タレントがプライベートを公表することが全て正しいわけではないし、神秘性を保つためにあえて秘密を作っておくことは必要だろう。
しかし、メディアで見かけたり、ライブで生で見る機会が少ない現状では、ヲタは彼女が何をしているか、何に興味を持っているかを知りたいと思うのは当然のことである。

ブログとtwitterの両方の記事投稿が負担になるとするなら、twitterに集約したり、1回投稿したら両方に流れるようなシステムを導入するなど工夫して、彼女が楽しく投稿できて、ヲタは近況を知れて安心できるような情報発信を期待したい。