阪神淡路大地震から10年

毎年、9月1日や今日が来るとこのようにイベントが行なわれ、「防災について考えよう」というTV番組を見かけるのですが、今年はもうその必要はないだろうとつい思ってしまいました。
何しろ、新潟中越地震からまだ3ヶ月も経っていないし、スマトラ島沖地震津波からまだ22日。これで災害について何も考えないなら、もうその人には何を言っても考えないだろうと。
それと、「いまだ阪神淡路は完全に復興していない」と言われるのですが、以前旅行をしたときはまったくその傷跡を感じませんでしたし、中越スマトラに比べれば復興したのも同然だと思うのです。むしろ今日の日を区切りとして、新たな気持ちでがんばってほしいです。「もはや震災後ではない」。

阪神淡路地震では、犠牲者は6433人とのことですが、考えてみれば大都市を襲っていてよくこれだけの犠牲で済んだなぁと思います。スマトラは既に16万人とも18万人とも言われてますし。そもそも、犠牲者の数を「人」単位まで正確に把握できるのってすごいことなんだとスマトラのニュースを見てて思います。
とはいえ、6433人だってかなり大きな災害に分類されるわけで、目の前の巨大災害で感覚の針が振り切ってしまっているのを直さねばとも思います。