つくばエクスプレス(TX)が開業 秋葉原−つくばを最短45分

というわけで、私も会社帰りに早速乗ってきました。

秋葉原の駅はけっこう混んでいた。券売機は行列になっていたが、私はパスネットでスルー。
運転席の後ろでかぶってる人が7〜8人くらい。中にはビデオカメラで延々と撮影している人も。
TXはATO制御なので、乗務員は運転士ただ1人。出発のときは駅に備え付けられた大型のモニタで確認しながら扉を操作し、そしてマスコンを引いてブレーキを解除する。他の鉄道と違い、駅間ではATOによる自動運転をしているので、マスコンをあまり操作していないようだった。

駅の到着も自動で行なう。それゆえか、けっこう停止位置の直前までスピードを出していたように思う。そして一気にスピードは落とすが乗り心地は悪くないのはさすがというか。
今回乗ったのが直流区間秋葉原−守谷が直流。守谷−つくばは地磁気観測所の観測に影響しないよう交流区間)だったからかもしれないが、かなり加減速はよかったと思う。南千住から北千住などでも最高120km/hを出していたくらい。駅間が短くてもきびきびと走っている印象。

快速が南流山から北千住までの区間で信号130の現示が出ていたが、実際は120〜125km/hくらいで運行していた。遅延回復のときに本領を発揮するのだろう。

初づくしのTX

TXは「初」がけっこうある。
まず、新幹線を除く鉄道で130km/h運転をするのが関東で初であるが、これはよく知られている。
しかも、ロングシートで130km/h運転をするのは、私が知る限り他に見たことがない。JR西日本の223系はクロスシートだし、その他の会社でもボックスやクロスシートである。
まして、ワンマンでの130km/hなんて、世界でも例がないだろう。

また、八潮市で初の鉄道でもある。つくば市は過去に筑波鉄道が走っていたので、厳密には初ではないが、待ちわびた鉄道の開業だったろう。
そのつくばもだが、意外にも「秋葉原行」という行先表示も見たことがなかった。ひょっとすると日比谷線の列車にはあるのかもしれないが、定期列車では初だろう。

専門的な話ではあるが、常磐新線、今のTXは「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法(宅鉄法)」による初の鉄道であり、先に買っておいた沿線周辺の土地と建設予定地の土地を交換する「集約換地」(しゅうやくかんち・取り替えて集める)を鉄道ではじめて行なったとのこと。

情報ソース:常磐新線と沿線巨大開発計画の根本的見直しを求めて
http://www.akaruikai.net/yokyu/yokyu02.htm

北千住で30mオーバーラン 雨と油の影響か

よかったな、秋葉原駅つくば駅じゃなくて(爆