niftyが帯域制限を実施 winny利用の抑制を目的

他の通信会社数社も同様の帯域(回線速度)制限を実施しているが、私としてはこのような規制は感心できない。

というのは、winnyを引き合いに出して正当性を主張してはいるものの、実態はバックボーン(電話で言うところの電話局間の回線)がパンクしそう、もしくはパンクしちゃったから規制する、というのに過ぎない。
通信量の見通しが甘かったか設備投資が不足していたのだから、改善すべきはまず通信会社の側である。

もちろん、通信量の急増が著しく、とても通信業者が対応しきれないレベルであることも否定できないが、いくらwinnyなどファイル交換ソフトがその主因だからといって、それに全責任を押し付けて自分に全く非がないかのように発言するのはどうかと思う。
今後はファイル交換ソフトが発生させるような「灰色通信」だけでなく、GyaOをはじめとしたネットTV等の「白色通信」も急増するだろうし、それに完全に対応するか、もしくは今回のように限度を示して利用者に理解を得ることが必要になるだろう。

まずは「使い放題」という表現は自粛すべきであろう。