イージス艦機密情報持ち出しで神奈川県警と海自警務隊が共同捜査へ

地道な情報保護対策が必要なのかも

先日のデンソーの件といい、機密情報にアクセスできる人の数を減らすことや、コピーして持ち出せないようにするなど、地道だが確実な情報保護対策が何より必要なのだと思う。

「中国人」にとらわれるべきではない

デンソーの件の時は持ち出した技師が中国人だったし、今回の2等海曹の妻もそうだったという。

確かに中国が日本の各種機密情報を狙っていることはいうまでもないが、だからといって中国人を排除したりすればよいという問題ではない。

他国籍の外国人や日本人が持ち出す可能性は十分にあるし、それを第三者に渡す可能性もあるので、まずは「持ち出されない」ことが重要なのだと思う。

スパイ防止法はやはり必要

既存の法律を改正して厳罰化するという方法も考えられるが、秘密保護法は日米相互防衛援助協定関係のみが対象で範囲が狭いし、民間企業だと「横領」や「不正競争防止法」などを何とか適用できるくらいで、違反したときの刑期などを考えても法律面で整備されているとはとても思えない。

やはりスパイ防止法のようなものは必要だと思う。
法律が存在するだけでも抑止効果が期待できるし、違反者への罰則も納得できるものになるだろうし。