女の人が身体目当ての男に対して抱く嫌悪感が分かった気がする

女の人が、自分の身体を目当てにして近付いてくる男に心理的な拒否感というか嫌悪感を感じるということはあると思うが、それに似た感情を味わった。
いや、現在進行形のことだから「味わってる」の方が正しいか。

自分の知り合いのある亜弥ヲタ(仮にTとする)なのだが、こいつが何かというとすぐ「(グッズ)を買ってきてくれ」「(遠征のために)車を出してくれ」などと言ってくるのである。
最初は「まあお互い様だし『嫌だ』なんていじわるせずにやってあげよう」と思っていたのだが、それが甘かった。

自分はグッズをあまり欲しがらない人間なのもあって、こっちから頼んだことはあまりなかったのに対し、Tはその後も要求を矢継ぎ早に出してくるので、ある時「お前は私を便利屋扱いしてるだろ」と怒ったことがあったが、その時に反省したふりを見せるだけで、しばらく経つとまた同じように要求を出してくるのである。

さすがに頭に来たので「しばらくグッズのやり取りを止めよう」と言ったのだが、それを無視するかのように「札幌限定の写真を買ってきてくれ」(先月の北海道遠征の前だったので)というメールを送ってきたときには、もはやキレるを通り越して感心してしまった。

知り合った当初は「いいヲタ友になるかな」と期待したものだが、今は奴の顔を見るだけでもイライラするし、早急に関係を清算したいとすら思っている。
良好な関係に修復するのは、私の気持ちとしては無理だと感じている。

このことを考えていてふと「この気持ちはたぶん、女の人が身体目当ての男に対して感じる嫌悪感と同じようなものなのかなぁ」と気がついた。

「自分」ではなく「身体」を見てる感

女の人にしても、男がまったく下心ないとは思ってないだろうし「しょうがないなぁ」と割り切れる部分もあるのかもしれない。
でも、「自分自身」(性格とかキャラとか)について理解したり、興味を示したりすることもせずに身体を求められるのは、「自分」の存在を全否定されているようで嫌なのだろう。

例えて言うなら、男の視線が「自分自身」ではなく、その奥の「身体」(私の場合グッズ)を向いてるというか。