11月3日に韓国・釜山駅でKTXが衝突事故 運転士の居眠りが原因?

今月去る3日午前釜山駅で発生したKTX列車衝突事故は運転していた機関士と列車運用室など総体的不注意のために起きたことが分かった。事故防止に備えた列車の進入・故障停止信号について詳しい規定もなしに列車の運行が行われているという点は、もう一つの問題点に指摘された。

今回の事件を調査中のコレイル(KORAIL韓国鉄道公社)釜山支社は事故を起こした112号KTX列車運転手金某(47)さんが事故当時、家族問題による雑念で居眠り運転などが重なって制御信号を認識できなかったまま列車を運行したことが事故の一次的原因だと4日明らかにした。

金さんは釜山駅に進入する前、非常ベルが鳴ると確認スィッチを押してATS(自動列車停止装置)を手動に変更、徐行しながら前の列車を確認しなければならなかったが、これを怠って事故が起きたというのだ。列車が釜山鎮駅を発車し、釜山駅に到着しかけると場内信号機(プラットホームから820メートルの地点)20メートル前を通過する時点で、自動的に非常ベルが鳴って5秒以内に乗務員が措置をしなければ大型事故を防ぐために列車は自動停止する。

コレイル側によれば、運転手が通常の慣行的に非常ベルが鳴った場合、確認スイッチを押して釜山駅に進入時に手動運転であれば列車運用室の統制とプラットホームの手信号を受けることになっているが、このようなシステムがまともに作動しなかった可能性が高い。金さんは居眠りしていて運用室の命令を聞けなかったか、手信号を見られなかった可能性があるという。特にもっと大きな問題は、列車運用室と信号室で進行中の列車に故障停止・発車信号を何分間隔に送れという規定がない、ということだ。

今回の事故列車の発車時刻が午前7時なのに、これより34分早い6時26分に釜山鎮駅で発車信号を出して災いを招いた。現行規定上、発車予定時刻10分以前に発車信号を出すだけで良いからだ。コレイル関係者は「事故列車の運転手と釜山鎮駅、釜山駅などで全般的に間違って今回の事故が発生したようだ」と打ち明けた。

これと共に鉄道労組は現行1人乗務制が今回事故の根本的な原因だと主張した。乗務員が二人いれば、一人が疲れて居眠りしても他の一人が列車運行を正常にできるというのだ。安全のためには人力費用が必要でも二人乗務制が必要だと言うのが労組側の説明だ。
(後略)


情報ソース:2ちゃんねる 東アジアニュース速報+
【韓国】 釜山駅のKTX衝突事故、原因は運転手の居眠りとシステムの不備[11/05]

駅構内で正面衝突って、宿毛駅事故みたいに速度超過してたのだろうか、でもATSやATCがあるだろうに・・・と思っていた。
まさか解除しているとは思わなかったし、しかも運転手が居眠りしてたとか・・・。

あまつさえ、「対策として高度なATSやATCを導入」ではなく「運転士2人制」を求める労組ってのも・・・。