中島みゆき東京国際フォーラム公演に参戦

中島みゆきコンサートツアー2007
亜弥ヲタな自分が中島みゆきなんか聴くの?と思われそうだが、「時代」や「ファイト!」などが好きだったりするし、彼女が出演していたラジオ番組を聴いていたこともあって、いつかコンサートに行ってみたいと思っていた。
情報誌でコンサートの存在を知り、ちょうどいい機会と思ってチケットを調達。

平均年齢高っ

会場の東京国際フォーラムに到着。
・・・主な客層が40〜50代くらいか。やはり彼女とともに生きてきたような人たちが多い。
男女比は7:3で女性の方が多いように思う。

自分の席は2階18列という、それはそれは初心者向けな(?)席。
2階から会場を見渡すと、8〜9割程度埋まっているのだが、何故か前の方に空席がいくつか見られた。
・・・あれだな、1階1桁列を押さえられるような人は会社の重役とかだろうし、そういう人だと仕事が忙しかったり急にスケジュールが入ったりで来れなくなったとか、それで空いてたのかもしれない。

おたより

会場入ってすぐの所にアンケートを書くようなスペースがあったので見てみると「今日のコンサートで紹介するおたより募集」とあった。

彼女のコンサートでは恒例となっているようで、MCのときに彼女がラジオの投稿よろしく紹介してくれるのだという。
その便箋の整理は彼女のオールナイトニッポン構成作家らが担当しているということ。地味に手間暇かかってる。

とにかく静か

18:40、2度目の開演のベルが鳴り場内が暗くなると、シーンと静まり返る。
誰も「みゆきさ〜ん」とかコールしてないのが新鮮、って普段行ってるコンサートのほうが特殊なのか(汗

バックバンドとみゆきさんが出てくると拍手が起こったが、それもすぐに止む。やはりコールなし(ぉ
曲中の手拍子ですら1〜2曲くらいで、あとはみんな歌に聴き入るという雰囲気。

トーク最強

彼女の歌のイメージから「MCも暗いんじゃないか」と思われがちだが、実際はその逆。
声質も歌の時とは違って柔らかくコミカルだし、内容も実に楽しい。

曲のときの重さ、深さ、シリアスさをいい感じに中和していた。

内容としては
・今回のツアーで歌う曲を決めようと思って考えたが思いつかず、ファンクラブ「なみふく」で募集したところ、票がほぼ全部の曲に散らばってしまい、結局全部を歌って決めることにした

・2002年の紅白に黒四ダムから中継で出場した際、他の歌手は司会と掛け合いしているのに彼女がしなかったことで「録画説」などが流れたが、あれは曲の前にトークしてしまうと曲のイメージが崩れるから

・2006年に31年ぶりに開催された「つま恋」のコンサートでシークレットゲストとして出演した際、ライブを見られることを楽しみに来たのに、山奥のホテルに缶詰めにされ、歌う直前に会場に連れてこられ、出演後はすぐに東京に送られてしまい、ケータリングのバイキングを食べることもできなかった

・そのつま恋のホテルで缶詰にされた際、食事はマクドナルドだけだったが、彼女はマックが好きで、メガマックが出ると必ず買いに行く

などなど。

しかも、とりとめのないトークをしているようで、きっちり曲紹介につなげたりといった仕切りも見せていた。
さすがオールナイトニッポンをはじめ、TFMやNHK-FMなどでレギュラー番組を持っていただけある。

わんこ出演

「おたよりコーナー」の間、彼女の傍らに犬が出ていた・・・というかずっと寝ていた(汗
彼女の事務所で飼われている犬らしいのだが、随分"大物"だこと。

彼女の表情に注目

席が後ろの方なのでずっと双眼鏡で見ていたが、彼女の顔の表情がすごかった。

普段はニコニコとした笑顔で、ちょっとスザンヌに似てるかも。
その笑顔で歌っていたかと思えば、急にシリアスな顔になったり、また笑顔に戻ったり。
振りとかダンスなどがない分、彼女は顔の表情でも「歌って」また「表現して」いるのかもしれない。

アクセントが大事

顔の表情も歌声も含め、彼女の魅力は「アクセント」なのだと思う。あるいは「緩急」というべきか。
やさしい歌声から急に力強い声に変わったりと、そのコントロールは本当にすごい。

野球に例えるなら、100km/h台のスローボールから140km/h後半のストレートまでを投げ分けているかのよう。

風のように去っていった

アンコールの曲を歌い終え、まだ演奏が続いている中、彼女はステージ上で一礼をしてステージを去っていった。
そのあまりの自然さは芸歴の賜物というべきか。

3時間座りっぱなし

コンサートは計2時間55分くらい。
そしてその間ずっと座りっぱなし。

最後の曲になって立ち上がって手を振る客もちらほら見かけたが、それ以外は全員着席。
コンサートでお尻が痛くなったのは初めてかも(ぉ

セットリスト公表

場内に「三代目魚武濱田成夫」氏によるアルバムタイトル「I Love You,答えてくれ」の題字の書が飾られ、多くの人がカメラや携帯を向けていたが、別のところにも同じような人だかり。
何かと思って見に行くと・・・セットリストが紹介されたパネル。
ご丁寧に収録アルバムまで書いてあった。

セットリストをヲタのブログ見ずに知れるのは便利だなぁ(謎

ちなみに曲目はまだコンサートツアーが続いているので詳細の公表は控えるが、TOKIOに提供した2曲や「地上の星」、そして「ファイト!」が聴けたのはうれしかった。

セットリスト(曲名は伏せてあります)