中島みゆき東京国際フォーラム公演に参戦
亜弥ヲタな自分が中島みゆきなんか聴くの?と思われそうだが、「時代」や「ファイト!」などが好きだったりするし、彼女が出演していたラジオ番組を聴いていたこともあって、いつかコンサートに行ってみたいと思っていた。
情報誌でコンサートの存在を知り、ちょうどいい機会と思ってチケットを調達。
平均年齢高っ
会場の東京国際フォーラムに到着。
・・・主な客層が40〜50代くらいか。やはり彼女とともに生きてきたような人たちが多い。
男女比は7:3で女性の方が多いように思う。
自分の席は2階18列という、それはそれは初心者向けな(?)席。
2階から会場を見渡すと、8〜9割程度埋まっているのだが、何故か前の方に空席がいくつか見られた。
・・・あれだな、1階1桁列を押さえられるような人は会社の重役とかだろうし、そういう人だと仕事が忙しかったり急にスケジュールが入ったりで来れなくなったとか、それで空いてたのかもしれない。
おたより
会場入ってすぐの所にアンケートを書くようなスペースがあったので見てみると「今日のコンサートで紹介するおたより募集」とあった。
彼女のコンサートでは恒例となっているようで、MCのときに彼女がラジオの投稿よろしく紹介してくれるのだという。
その便箋の整理は彼女のオールナイトニッポンの構成作家らが担当しているということ。地味に手間暇かかってる。
とにかく静か
18:40、2度目の開演のベルが鳴り場内が暗くなると、シーンと静まり返る。
誰も「みゆきさ〜ん」とかコールしてないのが新鮮、って普段行ってるコンサートのほうが特殊なのか(汗
バックバンドとみゆきさんが出てくると拍手が起こったが、それもすぐに止む。やはりコールなし(ぉ
曲中の手拍子ですら1〜2曲くらいで、あとはみんな歌に聴き入るという雰囲気。
トーク最強
彼女の歌のイメージから「MCも暗いんじゃないか」と思われがちだが、実際はその逆。
声質も歌の時とは違って柔らかくコミカルだし、内容も実に楽しい。
曲のときの重さ、深さ、シリアスさをいい感じに中和していた。
内容としては
・今回のツアーで歌う曲を決めようと思って考えたが思いつかず、ファンクラブ「なみふく」で募集したところ、票がほぼ全部の曲に散らばってしまい、結局全部を歌って決めることにした
・2002年の紅白に黒四ダムから中継で出場した際、他の歌手は司会と掛け合いしているのに彼女がしなかったことで「録画説」などが流れたが、あれは曲の前にトークしてしまうと曲のイメージが崩れるから
・2006年に31年ぶりに開催された「つま恋」のコンサートでシークレットゲストとして出演した際、ライブを見られることを楽しみに来たのに、山奥のホテルに缶詰めにされ、歌う直前に会場に連れてこられ、出演後はすぐに東京に送られてしまい、ケータリングのバイキングを食べることもできなかった
・そのつま恋のホテルで缶詰にされた際、食事はマクドナルドだけだったが、彼女はマックが好きで、メガマックが出ると必ず買いに行く
などなど。
しかも、とりとめのないトークをしているようで、きっちり曲紹介につなげたりといった仕切りも見せていた。
さすがオールナイトニッポンをはじめ、TFMやNHK-FMなどでレギュラー番組を持っていただけある。
わんこ出演
「おたよりコーナー」の間、彼女の傍らに犬が出ていた・・・というかずっと寝ていた(汗
彼女の事務所で飼われている犬らしいのだが、随分"大物"だこと。
彼女の表情に注目
席が後ろの方なのでずっと双眼鏡で見ていたが、彼女の顔の表情がすごかった。
普段はニコニコとした笑顔で、ちょっとスザンヌに似てるかも。
その笑顔で歌っていたかと思えば、急にシリアスな顔になったり、また笑顔に戻ったり。
振りとかダンスなどがない分、彼女は顔の表情でも「歌って」また「表現して」いるのかもしれない。
アクセントが大事
顔の表情も歌声も含め、彼女の魅力は「アクセント」なのだと思う。あるいは「緩急」というべきか。
やさしい歌声から急に力強い声に変わったりと、そのコントロールは本当にすごい。
野球に例えるなら、100km/h台のスローボールから140km/h後半のストレートまでを投げ分けているかのよう。
風のように去っていった
アンコールの曲を歌い終え、まだ演奏が続いている中、彼女はステージ上で一礼をしてステージを去っていった。
そのあまりの自然さは芸歴の賜物というべきか。
3時間座りっぱなし
コンサートは計2時間55分くらい。
そしてその間ずっと座りっぱなし。
最後の曲になって立ち上がって手を振る客もちらほら見かけたが、それ以外は全員着席。
コンサートでお尻が痛くなったのは初めてかも(ぉ