さっぽろ雪まつりの自衛隊参加問題

何日か前の朝日新聞の投稿欄で、「自衛隊派遣への反発が大きいならさっぽろ雪まつりへの参加を見合わせる」旨の発言(朝日産経)をした師団長に対し、「圧力で言論を封殺するのか」と反論の投稿をした人がいたが、そのあまりの筋違いっぷりに呆れた。



そもそも、さっぽろ雪まつりはどんな行事か。運営母体はどんな団体か。それは上記のリンクをたどってみれば分かるとおり、行政と民間の合同の「実行委員会方式」である。札幌市が参加しているものの、それは市の事業ではない。

しかも、自衛隊のその師団は行政からの命令に基づいて参加しているのか?否、確かに上記ページを見れば分かるとおり、主要な雪像・氷像の制作者として挙げられているが、民間団体も参加している。

また、自衛隊が参加しないと成立しないイベントなのか?否、主要な雪像・氷像の制作者が参加しないとなると、運営上のダメージは大きいものの、参加しないと成立しないイベントであるとは思えない。

師団長は民間人に圧力をかけるためにそんな発言を行なったのか?私はそうは思わない。自衛隊が参加することによって、さっぽろ雪まつり反戦・反自衛隊のアピールに利用されてしまう、そんな心配が上記の発言になったと私は思うのである。決して圧力をかけようとは思っていないだろうし、もし不幸にして参加が困難な状況になったとき、最も残念に思うのはその師団長だと思うのです。

私としては、ぜひ堂々と雪まつりに参加してもらいたい、撤収という最悪の事態だけは避けてもらいたいと思います。





ちなみに、さっぽろ雪まつりに参加するのは第11師団です。

・・・素人なんでよくわかんないんですけど、なんで師団番号って北から順に「第1師団、第2師団・・・」ってついてないんでしょう?まぁ、師団が編成された順に「第1師団、第2師団・・・」とつけたとは思うのですが、ではなぜ札幌という北の大都市を管轄する師団が旭川・帯広・東千歳より後に編成されたのでしょう?

世の中、分からないことばかりです。