Windows2000などのソースコードが流出

Windows NT 4.0/2000のソースコードの一部がインターネット上に流出 (インプレス)を読んで考えた。

最近、オープンソース化が盛んに言われるようになっているが、考えてみればそれって極端なのでは?と思うようになった。

私はMicrosoftに勤めているわけでもないし、Microsoftの市場独占の弊害について憂慮する人間だが、Microsoft側の言い分もなんとなく理解できる部分がある。

例えば、現在広く利用されている携帯電話。通話が盗聴されたりメールが傍受されたりしないという保証はどこにあるのか。それは、電波で基地局と端末の間の通信を行なうときには、特殊な方法で暗号化されていて復号化できないという技術的な裏づけはある。

では、基地局とか交換機にそのようなことができないという保証はどこにあるのか?むしろ、その反証が存在する。

それは「113」、故障中調べである。実は、故障中調べの係の人は、任意の電話番号の会話を聞くことができる。会話していればただの「通話中」だし、会話が聞こえなければ何らかの障害があるとか、電波が出てないとかがわかるからである。

故障中調べの係の人の名誉の為に言っておくが、おそらく彼らは保秘義務が課せられていて、法的に他の人に漏洩させることはないようになっている。



結局、中の仕組みについて知らなくても利用しているものはあるし、利用に不都合がなければいいのではないだろうか。



最近騒がれなくなったが、「Echelon(エシュロン)」の脅威がささやかれたことがあった。これを心配している人に対しては次の気休めの言葉を贈りたい。

「大丈夫、あなたの会話なんて聞いてるほどエシュロンも暇じゃないから」