Whiteberry、解散へ

女性ロックバンド「ホワイトベリー」が解散へとリンクを張ろうと思ったが、記事が短いので全文引用

(←著作権違反だけど)

人気女性ロックバンド「ホワイトベリー」が3月末で解散することが18日、分かった。



 所属事務所によると、5人のメンバーのうち2人が高校3年生で、進学などで活動が困難になったという。ホワイトベリーは94年、北海道北見市の小学生が結成。99年にCDデビューし、00年に「夏祭り」でNHK紅白歌合戦に出場した。



(02/18 12:44)

(以上、asahi.comより。朝日新聞2004年2月17日夕刊にも同様の記事が掲載)

ホワイトベリー、そういや最近聞かないなぁ。自分がめっちゃはまってるアーケードゲーム太鼓の達人」にはほぼ必ず「夏祭り」が入ってますけど。「太鼓の達人」にはまった当初、難易度「ふつう」の「夏祭り」をクリアすることを目標に日々"練習"してたなぁ。今では難易度「むずかしい」の「ウィリアムテル序曲」でも余裕でクリアできるようになりました。

って太鼓の話じゃない、ホワイトベリーですよ。どうでもいいけど芸歴長いなぁ。無論、自分が知ってるのは99年のデビュー以降。2000年にジッタリン・ジンの名曲「夏祭り」をカバーすると聞いたときは「業界で生きていくにはやりたくないこともやらされるんだなぁ」と少し同情すらしていたのですが、上記の通り紅白出場すら果たす大ヒット。

しかし後が続かなかった。同じレコード会社のZONEがデビューしてからというもの、「バンドルは2ついらない」という感じに、ホワイトベリーは姿を見なくなってしまいました。

ホワイトベリーの功績は、今の「リバイバル・カバーブーム」のさきがけとなったこと。上述の「夏祭り」を、原曲とはまったく違う雰囲気でありながら、同じ感情を伝えるという難しいことを彼女たちが実現していました。この大ヒット以降、「リバイバルやカバーは商業ベースでもいける」ということで、各レコード会社が競って出すようになりましたね。平井堅ですら彼女たちより後なのです。

音楽業界は素人の自分ですら、その功績の大きさを感じるのですから、業界関係者、特にレコード会社の人はかなりその恩恵に預かってると思います。これまで「作曲・作詞待ち」で時間を浪費したり、「新奇性ある楽曲や歌詞」を"大物"と言われるアーティストに制作してもらうために多額の費用を使っていたのに対して、既に出来上がっている楽曲で、まだ名がそれほど知られていないアーティストに歌わせることで大ヒットが狙える。おそらく、これまでよりコストをかけないで、売れる可能性の高い作品が制作できるわけですから、これまで高い契約料をとっていたアーティストとの契約更新交渉のときに有利になったかもしれません。

制作現場やクリエーター(アーティストや作詞・作曲者)も、新たな楽曲をつくることなく音楽が制作できるとなると、かなり楽にできますし、しかも自分の原曲に対する思い入れを反映させるなどができて、新曲の制作とは違った楽しみがあったのではないでしょうか。



自分の知り合いの女性に「ホワイトベリーのボーカルに似てるね」と言ったら激怒されたことがあり。きっと他人と比較されることが嫌いな子だったのでしょう(謎