ポーランド、イラク駐留を継続へ

ポーランド、イラク駐留の継続を明言 (ロイター)



3月15日、ポーランドは、イラク駐留の継続を明言した。写真はイラクポーランド兵。昨年11月撮影(2004年ロイター/Nikola Solic )



 [タルヌフ(ポーランド) 15日 ロイター] ポーランドは15日、同国軍のイラク駐留継続を明言した。また、イラクからの撤兵を表明したスペインのサバテロ次期政権の姿勢は、マドリード列車爆破事件を受けて、テロに対して弱腰になったと見られかねないと警告した。

 ポーランド軍は、イラクに2400人を派兵し、イラク中央部で、24カ国の兵9000人で編成された師団を主導している。うち1300人がスペイン兵。



[ 2004年3月16日10時22分 ]

(以上、infoseek newsより)

スペインで「イラクからの撤退」を公約にした党が躍進し、その党の党首が次期首相に確実視されている・・・というのは知っている前提で(汗 だってリンク張るの大変なんだもん(ぉ というわけで、分からない方は各自検索を。



スペインでの列車爆破テロは本当に見ていて悲しかった。多数の罪もない人々が、抵抗するまもなく無残に殺害されたのだから。被害者の方々に遠い国から冥福を祈りたい。

だからこそ、テロの根絶に力を入れる必要があるし、またテロ組織を恐れない強い意志が必要なのだと思う。ポーランドのどんな人の発言かは分からないが、私は支持したい。



最近、新聞やTVで「イラク自衛隊を派兵したり、米軍に支援するからアルカイダに狙われる。だから派兵や支援をやめろ」という、間違った論法を振りかざすメディアが多い。

まず、自衛隊は「派兵」ではなく「派遣」である。武力を振りかざすためにイラクに行っているのではなく、人道支援である。

また、「アルカイダに狙われるからイラク派遣や米軍への協力をやめる」というのはおかしい。それはテロ組織の意向に従うことである。世界でもトップクラスの軍事力を持つ国は決してしてはならないことである。

それに、「アルカイダに狙われるから〓」という論理は、いじめられっこが「いじめられるようなことをするんじゃありません」と、あべこべに親に怒られているのと同じである。社会では、暴力は正当防衛などやむをえない事情があって初めて許容されることであり、それ以外の時は使ってはならないルールになっている。そのルールに背いた者への罰がなおざりにされ、暴力を振るわれる側の落ち度ばかりが強調されるのはおかしい。

これは、最近の少年犯罪を含む各種犯罪についても言えることであるが、それについては別の機会に述べたい。



あと、「派遣するのが自衛隊でなくてもよい」という意見があるが、だったら誰(どの組織)を派遣するのか。民間人を国が派遣しようとすれば、命令でなく「要請」であっても逆らいにくいだけに、むしろ大きな問題になる。消防や警察は、あくまで「国内任務」のための組織であって、海外に派遣される訓練や準備をしていない。それに、現地は比較的安定している地域とはいえ、何が起こるかわからないわけで、万全を期すと必然的に自衛隊にお鉢が回ってくるのである。

そんなことを考えもしないで「NGOのほうがよく仕事している」なんてお気楽な報道がよくできたものである。彼らの存在を無視することはできないが、過大評価するのもどうかと思う。

暴言モード。

「そんなに自衛隊員を派遣するのが嫌だったら、お前の党の関係者とお前の新聞社の記者を派遣すりゃいいじゃん。ただし何があっても知らないけどな」