MSにEUが罰金 独禁法違反

Microsoft に対し記録的な罰金、EU が命令 (インターネットコム)



欧州連合 (EU) 欧州委員会は24日、Microsoft (NASDAQ:MSFT) に対し、4億9720万ユーロ (約6億1300万ドル) という記録的な罰金を科した。同社がパソコンのオペレーティングシステム (OS) 市場における『Windows』の「事実上の独占的」地位を乱用し、市場競争を規定した EU独占禁止法に違反したと認定したためだ。欧州委員会EU の行政機関。

欧州委員会の競争政策担当委員 Mario Monti 氏は24日、記者会見でこの決定について説明。EUMicrosoft が「欧州でパソコンデスクトップにおける事実上の独占的地位を乱用したと認定した。この判断は、軽率または性急に出されたものではない」と述べた。



(カブッチ註:記事には続きがあります)



[ 2004年3月25日13時49分 ]

(以上、infoseek newsより)

この決定の背景には、「アメリカ製のOSに支配されたくない」という欧州の戦略的な意図が見え隠れしているような気がします。日本もこのぐらいのことを言えればいいんですが、何せバブルの頃に純国産OSであるTRONを、教育用PCのOSとして採用しようとしてアメリカに潰されましたからね(参考資料)。それ以来トラウマでも残ってるようで、政府系のシステムでも「オープンソースのOSを使う!使うと思う、使うんじゃないかな、あちょと覚悟はしておけ」(さだまさし風)という感じで、ねぇ。

一太郎も昔はPC用ワープロソフトでトップだったのだが・・・。今でこそ「何とか使える」ようになったWordやMS-IMEですけど、昔はどうしようもなく頭が悪くて、「トンデモな単語や文章を作るためにあえて使う」ものだったのに。

悪貨は良貨を駆逐するんですかねぇ。



かくいう自分も毎日Windowsを使ってますし、今さらMacとかLinuxに乗り換える勇気もありませんが、でもどこか「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、可能な限り特定OSに依存しないようにするんだ!」という気持ちもどこか残ってたりはします。