忠犬ナナ、飼い主の元へ

<愛犬ナナ>6日ぶり見つかる、けがなく無事 南アルプス (毎日新聞)

 山梨県南アルプス市芦安芦倉の千頭星山(標高2138メートル)で13日に下山途中の飼い主がクマに襲われ、行方が分からなくなっていた雑種犬「ナナ」(5歳、雌)は19日、ふもとの畑付近でうずくまっているところを地元の人に見つけられ、飼い主の元に帰った。ナナにけがはなかったが、やせて疲れていたため、20日に動物病院で診察を受けたが、体重が約1キロ減っていただけだった。6日ぶりの対面となった飼い主に「よく頑張ったな」と頭をなでられたナナは、うれしそうに尾を振っていたという。

 行方が分からなくなったナナを心配していた飼い主の男性(43)=同県韮崎市=の所に、よく似た犬を、襲われた所から直線で約5キロ離れた集落で見かけたとの情報が寄せられたのは18日午後。情報を基に男性は18日、19日の日中、ナナの目撃情報のあった地域の住民に尋ねて回ったが、見つからなかった。だが、19日午後6時ごろになって、日中にナナのことを尋ねた農家の女性(50)から「近所の人が見付け、私の自宅で保護している」と知らせが入った。

 男性が駆けつけるとナナは尾を振って喜んだが、「元気か」と声を掛けても声はなく、疲れている様子だった。自宅に戻ったナナは、家族から「つらかったね。もう大丈夫よ」と声を掛けられると、安心したのか、ゴロリと寝そべった。

 男性は「クマがナナを追わなければ命の危険もあった」と言い、感謝の意味も込め、普段はカロリーが高く与えていなかった肉の缶詰を食べさせた。

 また、「(私は)クマに襲われ出血がひどく、片足が使えないまま下山するしかなく、ナナのことまで気が回らなかった。ナナにけががなく、ほっとした。ナナを心配し、励ましを頂いた多くの愛犬家の方にお礼を言いたい」とも話した。【佐野勝、宇都宮裕一】

毎日新聞6月20日]
(以上、infoseek newsより)

自分も犬を長年飼っていただけに、こういう話は弱いです。
歳をとった猫が、賢くなってドアや窓を手で開けてみたりするのはよく聞く話だと思いますが、犬もまた賢いもので、自分が学校から帰ってきたとき(ランドセルをしょっていたり、あるいは制服を着ているとき)は尻尾を振るだけでおとなしいのですが、私服に着替えてくると途端に散歩に連れて行ってもらえると思ってはしゃぐのです。犬は目が悪いというので、おそらく臭いとか声の違いで区別するのでしょうが、賢いもんだと感心したものです。

人間を性格で「犬タイプ」(主人に忠実)「猫タイプ」(気まぐれ)で分けて、自分がどっちだとか部下・恋人にするならどっちという話はよくあると思いますが、自分自身も「犬」だし、部下や恋人にも「犬」を求めると思います。
「猫」もかわいいと思うときはありますが、やはり自分に忠誠を尽くそうとする相手には好感を感じるんですよねぇ。
あややは見た感じは「猫」のようで、でも発言とか聞いてると実は「犬」のような気がします。おい、そこの「猿」って言った奴!罰としてグラウンド10周してこい!!(爆