沖縄でヘリ墜落、日本側警察・消防は手が出せず

もうだいぶ前の事故だが、ちょうど当事国であるアメリカに行って感じたことをば。しかも行ったのが、沖縄と同じく南の島にある観光地であり、また米軍にとって重要な拠点であるハワイ。
ハワイには日本人をはじめ、世界各国から観光客が押し寄せる一大観光地。ホノルル空港はその観光客を受け入れ、送り出す玄関口であるが、その隣にはヒッカム空軍基地などがあり、おそらく軍民共用の空港と思われる。
真珠湾には、アメリカの西海岸の護衛だけでなく、遠くペルシャ湾やインド洋までをカバーする太平洋艦隊の拠点。おそらく多数の兵士がハワイ中で勤務しているだろう(市内ではほとんど見なかったが)。
住人たちは人なつこく、すぐに話しかけてくる。しかも時々日本語で。南の島特有ののんびりした気候がそんな人柄を生んだのか、はたまた観光地に住む人間の特性か。人見知りする自分にとっては逆に緊張してしまったが。

ん、まてよ?なんか、ハワイって沖縄とすごく似てないか?
沖縄には行ったことが無いけど、島の環境。観光地だとか暖かい気候だけでなく、軍事的な意味合いも含めて。
以前自分はハワイを「(日本の)48番目の県」と評した(2004年8月27日のぶろぐ参照)けど、アメリカは沖縄を「51番目の州」だと思ってるんじゃなかろうか?あるいは「ハワイ州の延長」みたいな・・・。
よく日本を「アメリカの属国」だの「51番目の州」だという輩が、その表現をするときに含める悪意とかは一切無く、「51番目の州」、すなわち他の50州と同じような見方をしてるのかも。あるいは51番目の州になろうとしてるプエルトリコとかのような。
だから、アメリカ軍の起こした事故はアメリカ軍が処理すべきだと思ったのだろう。アメリカ国内で同様の事故が起こったときに、軍と警察・消防がどのように事故に対処するかは知らないけれど。
アメリカにとって在日米軍基地が多いは、あまりに居心地がよすぎて、遠い島にある「アメリカ領土」と思っているのかもしれない。だから自国にいるように振る舞って、文化的・法的な摩擦や問題点を起こしてしまうのかもしれない。

まぁ、普通に考えると、重要な軍事物資を輸送したり、特殊な輸送の訓練を行ってる途中の事故だったんで、情報が漏れないように考えたあまりに国家の主権を無視したんだろうな。
小泉首相は利口過ぎる。確かにアメリカに逆らうと、さまざまな方法で自らの立場が危うくなることを知っているから、アメリカに最大限配慮したんだろうが、時にはブチ切れる勇気も必要なんじゃ?
森首相はえひめ丸の事故の対応を誤ったのが致命傷。時間が無くて「えひめ丸記念碑(Ehime Maru Memorial)」には行けなかったことを思い出した。