あやや、新シングルは森高カバーの「渡良瀬橋」

18歳のあややが若々しくカバーする「渡良瀬橋」 (サンケイスポーツ)

 歌手、松浦亜弥(18)が所属事務所の先輩歌手、森高千里(35)の名バラード「渡良瀬橋」をカバーし、10月20日に発売することになった。

 松浦は「森高さんの書いたひとつひとつの詞を大切に、心を込めてレコーディングできました」と自信作を強調。森高も「18歳のあややが歌う『渡良瀬橋』はすごく若々しく力強く、そして甘酸っぱくて切ない、きっと新しい郷愁歌に生まれ変わるんじゃないかな」と期待を寄せている。

 また、小泉今日子広末涼子ら人気アイドルが出演したエフティ資生堂の「スーパーマイルドシャンプー」の新CMに出演が決定。3日からオンエアされる。

[ 2004年9月3日7時0分 ]
(以上、infoseek newsより)

森高の曲のカバーは、ミニモニ。の「ロックンロール県庁所在地」や市川由衣の「雨」など、ここ最近増加傾向。
森高は上の記事にあるようにアップフロント所属。ハロプロが生まれるずっと前に活躍し、同事務所の女性アイドルのさきがけです。ある程度以上(自分が最後の世代かなぁ)の方には今さら私が説明するまでもないと思いますが。
ハロプロが森高をカバーするのは、事務所の先輩であり、つんく氏がシャ乱Qデビューの際のトラブルを森高に救ってもらった「羽田空港事件」もあって森高に頭が上がらない、というのもあるでしょうが、それ以上に曲や詞がカバーするアーティストに合っているというのもいえるでしょう。

森高の代表曲をちょっと調べてみると、そうそうたる作曲メンバが曲を作っていることに気付きました。以下にまとめてみます(←ちょっと「日高レポート」風
筒美京平:「17才」
黒沢健一:「気分爽快」
松浦誠二:「雨」
高橋諭一:「ファイト!!」
伊秩弘将:「SO BLUE」「ララ サンシャイン」「ロックン・オムレツ」
斎藤英夫:「渡良瀬橋」「ストレス」「夏の日」「私がオバさんになっても」「私の夏」
森高千里:「ジン ジン ジングルベル」「ハエ男」「ロックンロール県庁所在地」

そう、森高はもともとドラマーなだけに、作曲もできるんです。それどころか、上記の曲は南沙織のカバーである「17才」を除き、すべて森高が作詞してるんです(「17才」は有馬三恵子作詞)。それだけに、他の作詞家が書くより親近感を感じる詞となっているのでしょう。
ハロプロつんく氏はもっと森高の曲を使うべきだと思う。いやひょっとすると、いざというときのために温存してるのかも。

で、「渡良瀬橋」ですが、この橋は実在します。歌詞に出てくる「八雲神社」も。「渡良瀬橋」ゆかりの地サイトも参照。
この曲の詞は、地図を見ていて「渡良瀬川には『渡良瀬橋』ってあるのかなぁ」と思って探したら見つかったので現地に行ってみた。そうしたらいい風景が広がっていたので詞にした」とご本人がラジオで言っていました(表現その他は不明確)。

あややファンとしての気持ち。
今回もすばらしい曲があややに与えられてうれしい、でも・・・そろそろアップテンポな曲も聞きたいですぅ(泣
ダブルユーは言うに及ばず、前作「風信子」やごっちんの「横浜蜃気楼」、メロン記念日の「涙の太陽」と同様、カバーや詞曲制作の外部化など、作詞曲からつんく氏が離れる傾向が強まっている模様。といっても、娘。や美勇伝などの詞曲やプロデューサー業など仕事は山積しているし、あややらにとってもいい刺激や教育の機会になるのではないかと思います。
それにしてもこの時期にこの選曲、明らかに紅白狙いな感じがするなぁ(苦笑