10倍の「秋味」を堪能

サイボーグしばたセレクション2004秋味」を鑑賞。この作品は、テレ東のUFA枠(現在「二人ゴト」を放送してる時間帯、以前は15分だった)で放送されていた、メロン記念日柴田あゆみさんが主役のミニドラマ。
すべての能力が10倍になるよう改造された女子高生しばたと、その支配を目論む「大山田研究所」の面々との戦いをコメディタッチで描いてるんですが、まぁ見てて楽しい作品でした。特にメロン記念日とかについて知識がなくとも面白いと思います。
今回上映されたのは、以前制作された分の一部と、今回新たに制作された「新・サイボーグしばたっ!!」の一部。基本的に10分番組で放送するので、1話が5分ちょいと短く、その分テンポがいい感じ。アニメの「デジキャラット」(一番最初の、TBS「ワンダフル」内で放送されてたバージョン)みたいなのを想像するとわかりやすいか。
内容はDVDが発売されるとのことなので詳細は控えますが、個人的に見てて思ったことをいくつか。
前作に平家みちよ(現・みちよ)が出てて、しかも大山田所長の助手という好ポジション。まさか彼女がその後解雇されるとは思ってもいなかっただろうな。改めて見ればけっこう美人だし。特に「(しばたを)10倍に改造しちゃいましょう!」と言ってるシーンで「おまえが先に改造してもらえばよかったのに」とか、研究所が爆発するシーンとか。平家本人を象徴するようなシーンにも見えて涙が止まりませんでした(←嘘
「新・〓」では石川と紺野が出てるのですが、石川の演技が意外にいけてること。2ちゃん「狼板」では「石川に来たドラマの仕事を安倍が横取りした」という噂が流れてたりするのですが、そう思うのも仕方ないかなという感じ。ただ役どころが難しいかも。極端なキャラ付けをした役でないと鼻につく可能性はある。
あと正直、この作品は上述のUFA枠で放送されることを前提としていたためか、「夜中に、少し頭がボーっとした状態で見るのに最適化されてるのかな」とも思いました。最近の深夜番組は、ゴールデン時間帯への「昇格」もみられるようになりましたが、深夜じゃないと面白くない番組っていうのもあるじゃないですか。そういう作品かなぁと。
ま、なまじこの作品についての情報を知っているがための先入観かも。

場内の反応は割と薄かったように思います。特に前半(前作)は既に何度も見てる人もいるからなのか、それとも大声を上げて笑うのをためらっているのか、かなり静かでした。ただ、「新・〓」では、石川さんや紺野さんの登場シーンで「お〓」とか、本名役で出ている里田まいカントリー娘。)が、いちいちフルネームで「さとだまい、里田まい」と呼ばれているのにツボにはまった人がけっこういたように思います。

上映後、2人の男がスクリーンの前に・・・監督のおおなりてつや氏と大山田役のホリケン。氏。場内から拍手で迎えられていました。この作品の裏話や、実際に撮影に使用した小物などを見せてのトーク。紺野さんが作品中で使用する携帯電話(ストラップ10.5倍)を、客席にまわしたりとか。
客席といっても、全部入っても50人くらいの会場で、しかも実際にいたのが20〓30人程度。とりあえず電源を入れてみようとする人や、実際に顔に当ててしかもすりすりする紺野ヲタと思われる人など。中にはちょっと触ってすぐ隣の人に渡す人も。
おおなり氏は小柄な方でした。体格の立派なホリケン。氏と並ぶと特にそう感じました。
トークの中で、おおなり氏は「(メロン記念日の)村田めぐみさんのキャラが、前作の撮影からしばらく会わないうちに変わっていた。おどおどする役なのに肝が座っていたので役作りしてもらった」とのこと。そりゃまぁ、ああ見えてメロン記念日のリーダーだったりしますからね。

トーク終了と共に客の入れ替え。その際、ホリケン。氏は観客一人ひとりに握手されていました。彼の手は見た目同様肉厚でしっかりしていたように感じました。

なお念のために書いておきますが、ホリケン。氏は海王星みたいな名前のお笑いグループとは一切関係ありません。類似品に御注意を。