代々木スペシャルに参戦

あやや初のアリーナ公演となる代々木の公演に参戦。本当は昨日も参戦する予定で、チケットも確保してあったのだが、身内に不幸があって参戦を見送った。

昼公演の開演30分前くらいに現地・国立代々木競技場第一体育館に到着。弱い雨が降っていて、8月1日の辻加護卒業のときのような「難民キャンプ」の状況ほどではなかった。
場外で展開しているはずの露店も少なめ。しかしいつも五輪橋周辺でたむろってるビジュアル系の方々はいつも通りいた。なんでもあの人たちにとっては、あの橋が聖地なんだそうな。
代々木スペシャルのグッズを購入後、アリーナ入場口へ。FCでチケットを取ったのだが、日曜昼公演はなんとアリーナ5列目。FCに入っていてよかったと思う。ただ日曜夜公演はスタンド2階席という糞席を送っていただいた。ちくしょう、抱合せ販売じゃねーか。

座席に座る。いつもでは考えられないほど前の席。しかもこれだけ大きい会場で。開演まで後ろや横のスタンドを見て「前なんだなぁ」と感慨にふける。
席の埋まり方は80〓90%くらいか。ブロック単位でシートがかぶせられた席がいくつかあり、スタンド2階の後ろのほうが空いていただけで、あとはぎっしり。客層は一般人も若干いた模様。

公演開始。Your Song〓青春宣誓〓のイントロ。それが一瞬止まってから、急にあややが歌い始める。ハロプロのコンサートの恒例通り、最新シングル曲が1曲目に。そうすることに何かこだわりでもあるのだろうか?正直、あの曲は1曲目には向かないと思う。
3曲目が終わってMC。「みきたん」(ミキティのことをあややはこう呼ぶ)が3ヶ月も経ってから誕生日プレゼントをくれたという話。なんでも昨日の公演に来ていたとか。目撃した人が書いたブログによれば「一般のヲタと同じくらいがっついてた」とのこと。以前なっちのコンサートで、鋭い目つきで「タイガーしてた」(2ちゃん「狼板」用語で、腕組みをして黙って見ている人を「タイガー」と呼ぶ。出演者を凝視するのに必死になって、手拍子やコール等をしない場合もあるが、あまり興味がないことが多い)ことを考えると、この差はなんだろう(笑
セットは、西側にメインステージ、東側にサブステージがあり、サブステージには花道。その花道の先にはクレーンがあった。そして、メインステージとサブステージの間には、アリーナと客席の境あたりに、会場を1周できるように花道。ちょうどナムコワンダーエッグ3の高架鉄道みたい・・・って、今は影も形も残ってないし分かりにくいか。それと、メインステージから階段で上がって行く小さいステージが、ステージの上手・下手の両方に。

1stアルバムや過去のシングルの名曲が多かった。「絶対解ける問題 X=(ハート)」は、前半はずっと曲のイメージに合わせたPV風の映像。そして途中から本人が現れるという趣向。
映像はなかなかいい出来だったと思う。いや、なまじいい出来だったから、「じゃあしっかり見てもらうために、このPVを流している間にあややに早替えをさせよう」となったのかも。
ただ、シングルがいろんなアレンジをされるのはいいと思うが、個人的に「桃色片想い」の間奏部「あ〓やあややあっやっややっ!」に合わせてサイリュームを上げ下げする部分がなくなったのは認められない。あれこそあややコンの醍醐味だといえるのだが、逆に言うとそんな「過去の名作」まで大胆にアレンジした、その挑戦意欲は買いたい。

「LOVE涙色」では、上述のクレーンに乗って、客席の後ろ半分の上空を1周。まさに場内をすみからすみまで活用してると思った。

今回のツアーでの最大の見所といえる「渡良瀬橋」の披露。24歳の自分ですら知っている名曲だし、それ以上の年齢で、しかも森高のファンだった人もたくさんいる。それだけに下手にやればバッシングの嵐だし、どんなに巧く歌っても「やはり森高でないと・・・」と言われるところだが、あややあややなりの「渡良瀬橋」を歌い上げた。森高が「渡良瀬橋」を発表したのは、彼女が24歳のとき(1993年4月25日)。あややのモデルは森高のそれとはまったく違うものだったが、18歳にして見事にそれを描ききった。もはや末恐ろしいという感じも。

今回のツアーでは特効も。「GOODBYE 夏男」のイントロで花火がド〓ン。あらかじめ「特効がある」ことを「狼板」で読んで知っていたのに、昼・夜の両方とも驚いてしまった。特に昼は5列目で、花火に近かったし音も大きかったし。

「ね〓え?」の掛け声は何が正しいんだろうか?ちなみに今回は

<1回目>
あやや:あなたが好きだからよ あなたが好きだからよ
ヲタ :あややが好きだからよ あややが好きだからよ

<2回目>
あやや:(黙る)       あなたが好きだからよ
ヲタ :あややが好きだからよ あややが好きだからよ

前回は上記の赤文字部が「みんな」に置き換えられていたが、今回は原曲通り。そういえば「トロピカ〓ル恋して〓る」でも、間奏部の台詞が「(略)好きだよ、み〓んなのことが、大好きだよ〓」が「(略)好きだよ、好きだけど・・・」と、やはり原曲に忠実。
以前2004年6月5日-2のぶろぐで書いたとおり、私は2回目の前半部(太字部分)のみをコールすべきだという考えを示していたが、今回2回目のように掛け合いをしない方式に変更するならば、逆に全部分でコールを入れることも容認されるべきでは・・・と考える。
あややの歌にかぶせるので定着している例では「ドッキドキ!LOVEメール」の「(心に)あなたいっぱい」に「あややいっぱい」に変えるところぐらいか。あ、ちなみに私は各曲のサビで「あーやや!あーやや!」と入れるのは認めてない。これも上記のぶろぐで書いたことだが。

アンコールは「サンダーバードのテーマ」が「ファ〓イブ、フォ〓、スリ〓、トゥ〓、ワン・・・」と流れた後、オレンジ色のジャージを着たあややと、真っ黒な衣装のダンサーが妙に腰を落として・・・

「つっぷりつっぷりつっぷり! つっぷりつっぷりつっぷり! つっぷり×7 どすこい!!」

会場は驚きが広がるが、徐々に曲に合わせて盛り上がり出す。あややはちょっと出とちりをしていたものの、途中からCMで見せたあの「つっぷり」を見事に披露。しかも心憎いことに、最後にスクリーンに「グリコ」のロゴ。グリコはなかなか冗談が判る会社らしい。

そして「シャイニングデイ」と「可能性の道」。「シャイニングデイ」は、途中で客席に歌わせるパートがあるが、やたら声が低かった。あの曲を男が原曲通りの声の高さで歌うのは無理だって、実際。
「可能性の道」はアレンジもよかったし、何より安心して聞けた。この曲がラストに使われるのは2003年春か秋以来だったと思う。

気が付くと、公演時間は実に1時間50分近く。随分あややもスタミナをつけてがんばれるようになったものである。しかも私が聞いていた限りにおいて、歌詞忘れや歌詞間違えはなかったし。

今回、ツアースタッフが変わったとかで、曲の構成などがことごとく変わった。時間も長くなったし、間延びする部分を曲のPVでつないでテンションを落とさないようにしたりとか。あとこれは今回だけなのかも知れないが、豪華なセットや特効をフル活用して観客の満足度を上げたり、普段観客から言われる「○○のCM(の曲とかセリフを)やって〓」というリクエストにまで応えたりとか。まさに「代々木スペシャル」と呼ぶにふさわしいものだったと思う。


昼公演終了後、夜公演までの時間で食事するために原宿の市街へ行こうとするが、通路や歩道橋は大変な混雑。あややの昼公演から帰る、または自分と同じく食事等のために原宿市街へ向かうヲタと、EXILEが第一体育館横の「新ビッグトップ」で主演している舞台「Heart of Gold」に向かう一般女性、それに夜公演に向けて第一体育館に向かうヲタがごっちゃになってて大変な混雑。もちろん、五輪橋あたりにはビジュアル系のメイクをした人たちが数十人いるので、一般の人たちは頭が混乱しただろうな。
ビッグトップに向かう女性たちが、敷地内でラジカセで曲を流しながらそれに合わせて踊ってるヲタを柵越しに見てキモがってた。それが1万人・・・とは言わないが数百人から1000人以上いるんですよ〓(作り笑顔
特攻服や写真だらけのハッピを着るなどしたヲタを見て、ある一般女性が「コスプレ大会?」と言っていたのが印象的。実に的確な表現。

夜公演では、MCであややファミリーが見に来たことを話し、「会場いっぱいの観客を見て、母親が涙を流して喜んでた」と。そりゃうれしいだろうな。会場中に小銭やら札束が落ちてるような(以下略
親子ゲンカしていた期間にあややが実家に電話した際、電話口であややの妹が母親に「亜弥ちゃんから電話だよ」と言ったときに、母親が「ああ、あの猿ね」と、娘を猿呼ばわりするようなことを言い放ったとその猿、じゃなかった、あややがラジオで言っていたが、それでもコンサートで1回に1万人以上を動員する娘を見て、つい込み上げるものがあったのだろう。

今回は、昼公演で自分が使ってたサイリュームと、昼に使われてそのまま置き去りにされていたのを集めて利用。初めてだなぁ、片手に3本ずつ持ったのは(笑