ドンキについて考えた

自宅から一番近いドンキ環八世田谷店での火災からもう2週間。今回の一連の事件の引き金となったさいたまの2店舗での火災からだともう1ヶ月になろうとしているが、その間に考えたことをば。

「ディスカウント店」という括りでは同じ業種のマツモトキヨシのTVCMを見て気づいたが、そういえばドンキはTVCMって一切見たことがない。ラジオは文化放送で番組提供をやっていたと思うが、ラジオのCM料などドンキの売り上げからすれば微々たるもの。折込だって近所のドラッグストアより入る回数が少ないくらいで、そう考えるとドンキは相当広告費に金をかけない会社なんだなぁと思う。それで来店客が確保できるんだからすごいものだ。
逆に言えば、他の店はそれなりに金をかけているということ。売り上げの数%は販売店の広告宣伝費なんじゃないかと思う。でも、それでも広告って必要なものらしい。どこかのデパートの人だったか、「広告は麻薬みたいなもの」と評していた。金がかかると分かっていても続けて打ってしまうし、打たないと売り上げがジリ貧になって、また打たなきゃと思うのだとか。

最も金がかかるのはTVやラジオなどの電波メディア。一度にアピールできるエリアや人数が多いだけに高いのも納得できるが、考えてみればこれらのメディアに広告を打つのは別の目的もあるように思う。それはネガティブキャンペーン封じ。
いくら報道番組といっても民放はスポンサーが大事。さすがにニュースをもみ消すことはないが、たとえば事故があったときに事実だけを淡々と伝えるだけにしたり、批評するにしてもある程度トーンダウンさせるなどしてスポンサー企業に配慮するということはあると思う。自分が乗っているトヨタ車でブレーキが利かなくなるということでリコールがあったが、三菱車だったらどんなニュースの扱い、そして言われ方をしただろうかと思う。
とはいえ、テレビ朝日のニュースで「マンション建設で業者と地元住民がトラブル」という特集をやった直後に別のだったけどマンションのCMをやってたのを見たことがあるけど。

ドンキって「ライバル店」といえる存在ってないよなぁ。安田社長いわく「コンビニは相手ではない」らしいし、似たような店舗展開の店も見たことない。

とにかく環八世田谷店は早く復旧して欲しい。他のドンキは家から遠いので、物資の調達にけっこう影響してるもので。