NHKと朝日新聞が全面対立へ 朝日側は裁判の構えも

朝日炎上中。圧力をかけたとされる政治家に真っ向から否定されるだけじゃなく、取材を受けたNHK元放送総局長やNHK本体までもが「説明しろ」の大合唱。「すり合わせ」という名のもみ消し疑惑まで発覚してるし・・・(ノ∀`)アチャー
今年の流行語大賞候補1号かも(笑>すり合わせ

とはいえ、この問題は様々な問題がごっちゃになってて実に分かりにくい。ちょっと整理してみよう。
要は
 1.政治家がTV番組に苦情を言うことは「政治的圧力」なのか、自由な言論の範囲内なのか。また政治的圧力があった場合の対抗策
 2.公正さが最も求められるNHKで、特定の意見に偏った番組を制作し放送したことの是非
 3.「圧力は感じなかった」という元放送総局長の証言があるのに「圧力があった」と書いた朝日新聞の記事の信憑性


この3つに分類できると思う。
それをもっと細かくすると以下のようになる。

 1.1.NHKの番組に対して、政治家がNHKの責任者(放送総局長など)に苦情を言ったのか否か
  1.1.1.言ったとすれば放送前か放送後か
  1.1.2.言ったことを責任者は「圧力」と感じたのか、感じなかったのか
 1.2.言わなかった、または圧力とは感じなかったとすれば、なぜ永井なる人物は記者会見まで行なって嘘を言ったのか
 1.3.どのような表現を「圧力」と判断するか(政治家が言ってはならないか)
 1.4.報道機関の独立性の保障(予算など)

 2.1.番組制作の多くを自局で制作せず番組制作会社に回すこと自体の是非や、また番組制作会社の選択方法や公正さの保障をどうするか。
 2.2.制作を委託したときの責任の所在の明確化をどうするか

 3.1.朝日新聞は元放送総局長にきちんと取材していたか
  3.1.1.元放送総局長が言う「メモも取らずに2時間近くの取材を正確に記憶していたとすればどんな方法を使ったのか(テープ録音はしていたのか)
  3.1.2.繰り返し「圧力はあったのか」と問い続け、それを元放送総局長は否定したにもかかわらず「圧力はあった」と記事にした経緯
  3.1.3.朝日新聞NHKや政治家からの公開質問状に対する説明を行なわなかったり、取材を行なった記者が表に出てこないのは何故か

・・・ふぅ、もう勘弁(汗
私見として、1.は一般的には「政治的圧力」になると思うが、今回の安倍・中川両氏の発言はセーフ。政府だけに(略 じゃなく、「公正に」と言っていて、番組内容の詳細には触れていないから。

独立性の問題で、「NHKの予算が盾に取られた」と発言した人がいるが、何のための受信料制度かと。それに、予算が承認されなくて番組制作に影響が出たら、まず間違いなく国民が文句を言うだろうし。最後の一手は「NHK予算を認めない国会の闇」とかの特集を放送すりゃ(核爆
マスメディアは「第4の権力」とも呼ばれるくらい力を持っているのだから、権力の被害者顔をし続けるのも限界はあると思う。

2.は本来重要な問題だと思うが何故かそれほどメディアで扱われてない。自分たちにも思い当たるフシでもあるのかも(w

3.はいずれ明らかになるでしょう。急に朝日がこの件を扱わなくなったら「ほっかむりしてるな」と思って、見ないふりしてあげましょう。それがやさしさというものです(爆