藤本美貴カジュアルディナーショーに参加

年度末な上、残務整理やらで忙しい中だったが、とりあえず定時に会社を出てから地下鉄で広尾へ。
そこからだと歩くにはきつい距離だったし、何より今日はゴージャスに行こうと思ってタクシーで広尾3丁目の交差点まで。
・・・タクシーごときで「ゴージャス」なんて言ってる時点で生活レベルが知れるな(汗
しかも1メータのくせに(謎

アクセスは不便

恵比寿や渋谷の駅からバスが出ているが、駅が周囲に全く無い、いわば「鉄道空白地帯」。
逆に言えば「大人の隠れ家」的な店が集まる立地といえるのかも。田園都市線の池尻大橋と三軒茶屋の間に挟まれた「三宿」とかみたいに。

物販で器量を試される

会場に着くと入場の列ができていた。なるほど、京寿々の2Fにあるのかぁなどと思いながら並ぶ。
身分証やハガキを提示してから中に入ると、入口すぐの所でCDやDVDを販売していた。娘。のコンサートDVDや「ことミック」、「レインボー7」など。
購入すると、CDよりちょっと大きい色紙に書かれたミキティのサインが1枚ずつ付くのだという。ここで男の器量を見せてやろうと思い・・・持ってなかったレインボー7を購入。えぇ、ヘタレですよ。中には「全部セット」とかを買ってる剛の者もいましたよ。
つか、ライブハウスのドリンク代みたいだなぁと。

中はこんな感じ

会場はオープン型の厨房と、それを囲うようにL字型にテーブルと座席が並び、その角のところに一人分くらいのステージとバンドセットがあった。テーブルや椅子の間隔が狭かったが、まぁ客数を増やすためには仕方ないか。
縦に長いL字型なので、入口近くのテーブルで食事した客は、ショーのときはステージ側の通路に設けられた席に移動していた。

奥のほうにはテラスがあったが、どうやらミキティらが出てくるときの通路(もしかすると楽屋?)になっているらしく、カーテンなどで仕切られていた。

ハガキに書かれた座席番号に通される。ミキティから見て右側の壁(厳密には前述のカーテン)際。前のほうだし割といいところ。

みんないつになくおとなしい

場内を見回すと70人くらいがスーツ。まぁ私と同じく会社帰りだろう。ブレザーの女子高生もいた。
知らない人がこの集団を見ても、まさかモーヲタ(美貴ヲタ)とは思わないだろう。
平均年齢は私より少し上か。40代と思しき人もちらほら。

どうやら、この「カジュアルディナーショー」の企画には、携帯の着メロサイトである「music.jp」が協賛しているらしい。メニューカードに書かれていたし、壁にはプレートが掲げられていた。

隣のテーブルは会話が盛り上がっていたが、私の居たテーブルは・・・誰一人として口を開かない。普段は無口な私が「まぁまぁ、(出されたパンを)いただきましょうか」なんて取り仕切ってるくらい。
1人は35歳の方で、これまでも何度かカジュアルディナーショーに来ているという。
年上だしディナーショー経験あるしということで、彼をダシにして話を振ったり。普段の私からすれば、かなりありえない状況。

まずはお食事

19時頃に食事が運ばれる。
まずは食事のセットリストをば。フリードリンクとフランスパン以外は以下の通り。

ノレソレ穴子の稚魚)と稲庭うどん
 ラ・クロシェットスタイル
□筍とつくねの重ね焼き
□フルーツのカスタードグラタン風


情報ソース:メニューカード

そして、それをまた例によって黙々と食べる。つか、何この1名様集合テーブルは(爆
・・・私が見る限り、ほとんどの参加者が1名様で参加だったような気がする。さすがにさっきの女子高生は誰かに連れてきてもらったんだろうけど。

まぁまぁというか、普段食べつけないものなので美味しいのかは正直分からないというのが本音だが、食事自体はいいかなぁと。

食事の後しばし休憩。この間にトイレに立つ人多数。もしくは、テーブルの上にメニューカードとともに置かれていたアンケートに記入したり。といってもショーを見てからじゃないと、ほとんどの項目は書けないけど。

・・・と、カーテンの向こうからかすかに笑い声が聞こえる。これはもしかしてもしかして・・・。

いよいよメインイベント

20時を過ぎたあたりで本日のメインイベント開始。
曲のセットリスト。

01.ロマンティック 浮かれモード
02.Let's Do 大発見
03.シャイニング 愛しき貴方 <カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
MC.1
04.幼なじみ
05.声 <モーニング娘。愛の第6感」>
MC.2
06.雨 <森高千里
07.PIECE OF MY WISH <今井美樹
MC.3
08.贈る言葉 <海援隊
09.恋ING
MC.4
10.満月
11.ボーイフレンド

< >内はオリジナルアーティスト、「 」は出典アルバム。藤本美貴の曲については表記省略。

メニューカードの裏に必死にメモ。同じようなことをする奴があちこちにいて、ステージ終了後に互いに確認したり。どうも貧乏性が抜けないよなぁ(ぉ

ミキティ登場。緑色のドレス。胸元30%増量(核爆

いきなりロマモーに会場は盛り上がるが、さすがにみんなわきまえていて、誰一人として土下座を始めたり「ウリャヲイ」と叫ぶ者なし(ぉ

ミキティは入口側と、右に90度回転した側を交互に向くような感じで、もう視線合いまくり。
まぁ場が場なので極端なことはできないので、とりあえず首や身体を軽く振ったり、こっちを向いてるときにさりげなく合図を出したり、笑顔を見せたりしてアピール。
・・・というか、これだけミキティを身近に見て曲を聴ければ、自然と笑顔にもなる。

いやぁ、こんな最高な環境を覚えたら普通のコンサートなんか行けませんぜ。

MCでコンサートツアー中なことを話した後、「(SEXY BOY 〜そよ風に寄り添って〜 の曲で)よくみんな振りが揃うよね〜」とか「でも(振りが分からなくて)他の人の振りを必死で真似してる人をステージからチェックしてる」と。
また、今度のミュージカルで魔女役に選ばれたことに対して「魔女かよ(と思った)、けど合ってるんじゃないかな」と。

台本があるのかは正直分からないが、私としてはある程度自由に喋ってるように見え、私はそれがうれしかった。
それだけに場の空気を読んで、話の内容を場に合わせて組み立てたり、また場を盛り上げたりといった、機転というか頭の回転、そして人生経験などが必要に思う。

また「2回目だけど緊張する」とも。確かにロマモーのキーが半音高い部分が何回かあった。

カバー曲は3曲

毎回、カバー曲は3曲ほど入れているとのこと。
「雨」がよかった。彼女の声がどこか森高に似ていて、曲に合っているように感じた。
アンケートの「今後歌って欲しい曲」に「渡良瀬橋」を書いたが、是非それも聴いてみたいところ。

贈る言葉」。ここでミキティが会場を1周。ゆっくりステージを降り、通路を歩きながら歌うのだが、ちょうど私のすぐ横の所で止まってくれた。
ただ、曲の前に彼女が「一緒に歌ってください」と言ったにもかかわらず、ほとんど誰も歌わなかったので、曲が終わった後はちょっと不機嫌そうだった。
ちなみに私は彼女の歌を邪魔しちゃいけないと思って、口だけ動かしていた。さすがに声を出すのははばかられたもので。あと2番なんて歌詞知らない(汗

とはいえ、今の会社からの「卒業」を控えた私にとっては実に感慨深いものがあった。

カバー曲の選曲は、私より若干上の世代を意識したものだろうか。それでも、私でも知ってる曲ならみんな楽しめるだろうし、むしろより昔の曲でもいいんじゃないかと思う。

やがてクライマックスへ

恋ING、満月、そしてボーイフレンド。

恋INGで盛り上がりつつも満月で歌い込む。彼女の声質や技量、声量などが最も活かされてたように思った。
いや、まさにこの曲は彼女のためにあるのかもしれない。
歌っている彼女にかっこよさを感じたくらい。女性ボーカリストにこのような感情を抱いたのは記憶に無いくらい。

あややが太陽ならミキティは月、満月

ミキティを語る上であややの存在を忘れるわけにはいかない。いっしょにトレーニングを受けた戦友であり、私生活でも仲がいいし、よきライバル同士でもある。

しかし、あややミキティは決定的に違うところがある。

あややは太陽のようなところがある。底抜けに明るいキャラクターだし、周りもそれを求める。それに対してミキティは月なんじゃないかと思う。
決して暗いとかそういうわけではない。闇の中で映える満月である。

MCで言っていた。自分がカラオケで好んで歌う曲はバラードが多くて、場が盛り上がらないんだと。

確かにアップテンポな曲なら盛り上がるのだろう。太陽が照らしていればそこが明るいように。
でも、夜の月の光り輝くさまの美しさ、高貴さのような、引き込まれるような魅力が彼女にはある。

ボーイフレンドで終了、そして握手会へ

この曲の切なさが、その時の自分の気持ちと妙にリンクした。

最後のMCが印象的だった。
「みんなの求める藤本美貴になりたい」
その言葉に秘めた彼女の繊細さというかけなげさを感じた。

会場が明るくなってから、残りのアンケートを書き上げる。
ある程度テーブルごとの規制はかけていたが、原則は出口の列に並んだ順。
逆に言えば、ステージの余韻を味わうために長く残ることも可能。

美貴前の大ハプニング

出口の所で緊張が最高潮に達した私は、何とコートと引き換えに受け取っていた番号札をどこにしまったか忘れ、大慌てで探し回ってしまった。
写真撮影の場所の手前には黒幕が張ってあって、撮影が見えないようにしてあるのだが、こんな無様な姿をミキティに見られたら恥ずかしいんでよかった(ぉ

それを見つけて係員に渡してからポラ撮影、そして握手。ここで緊張の針がぶっ飛んでしまい、まともに会話できなかった。
こんな至近距離でミキティ見たら、そりゃドキドキしますってもう。

間近でミキティを見て、私はF1カーのようだと思った。
彼女のその美しくスレンダーな身体が、速度の限界に挑戦するためにギリギリまで絞り込んだF1カーの車体の印象とダブったのである。
彼女もまた、芸能界という厳しいレースのなかで走り続けてるんだよなぁ。

学03バスでポラを振りながら頭を冷やしたが、結局家に着くまで冷めることは無かった。

いい記念になった

私自身への誕生日プレゼントとして申し込んだディナーショーだが、図らずも仕事、そして人生の節目を記念するイベントにもなった。
そして、それを彩ってくれた藤本美貴さんには心から感謝したい。

ICレコーダを購入

何故ディナーショーがこの話題につながるのかは謎だが、昼休みに秋葉原まで出かけてICレコーダを購入。音質もいいし、コンパクトで持ち運びやすいし、しかもmp3プレイヤーとしても使えるので実に便利だなぁと。

1つだけ問題があるとすれば、再生と停止が同じボタンじゃないこと。これまで使用してきたプレイヤーがその方式で、それで再生が止まらないのが感覚的に納得いかないというか。
ま、あくまでmp3ファイルが再生「できる」だけであって、本格的なmp3プレイヤーの機能を期待するのは酷というものか。

MDを忘れたのでその穴埋め(激謎

(2006.3.31追記:一部の記載を修正しました)