アメリカ国務省、中国メーカPCの使用を制限 Lenovoも対象に

政治や外交上の都合もあるみたいだが、表向きはPCに情報を漏洩させるようなものを仕掛けられたりしないように、ということが理由らしい。

国務省ともなればかなりそれなりのセキュリティ対策は取られているだろうに、大げさだよなぁ・・・とも思うが、でも私はこういう対策もアリだと思っている。

最高のセキュリティ対策はハードウェア的に止めること

もちろん、ウィルスやスパイウェア対策ソフトの導入などのソフトウェアでのセキュリティ対策は重要であり、またこうした組織においては必要なことである。
でも、こうしたソフトウェア的な対策にも限界があるし、手間もかかるし技術的にも高度なものを要求されることが多い。

そこで、ハードウェア的な対策をするのである。

使わない時にLANケーブルを抜いたり無線LANを止めておけば、その間はネットを通じて情報が漏れることはありえない。
さらに電源を落としてあればより安全である。
利用目的やネットへの接続などで別のPCを用意するという方法もあるだろう。
私の場合は、外付HDDは使用しない時はUSBケーブルだけでなくコンセントも外す等している。

ハードウェア的な対策の利点は、対策が簡単で分かりやすいこと。
線が抜いてあれば情報が漏れないということは、ITに詳しくない人でも理解してもらえるし、目に見えるので確認も容易である。
さらにPC等の寿命を永くすることも期待できるし、雷など情報漏洩以外の対策にもなるのだ。

ITに詳しくなるほど妙に頭でっかちになって複雑な対策を考えてしまう傾向があるが、シンプルな方法ほど効果があるのだと私は思う。

アメリカは巨費を投じて無重力空間でも使えるようなボールペンを開発した。
一方ソ連は鉛筆を使った。