野党議員に対して思うこと

連日、年金記録問題などで国会の様子がTVに映し出されることが多いが、それを見ていて思ったこと。

「自分は無責任」だと思ってない?

年金記録の問題は元々事務方のミスが原因なので、与党を責めるのはそもそも筋違いである。
行政トップとしての政権を責めるにしても、今の政権が問題を起こしたわけではないので、本来であれば歴代の責任者を追及すべきであろう。

また、責任論よりも現状への対処、つまり今困っている人たちに対する救済が優先されるべきで、誰が悪いだの大臣を辞めろだのと言う暇はないはずである。
結局「政権を倒すことが目的で、批判はその手段」なのだろうと感じてしまう。

仮に法律に問題があったことで今回の問題が起こったのだとしても、自分たちも議員である以上国政に対する責任があるわけで、まったく他人事のような言い方をしているのはおかしいと思う。

どれくらい議論すれば十分なのさ

また、安倍政権が次々と法案を成立させているのを「審議が不十分な中で強行採決した」と言っているが、ならば野党側はどれだけ審議すれば十分だと考えているのだろうか?

数多くの法案が上がっているのだから、審議時間に制約があるのは当然のこと。
その中でいかに議論を深めるかを考えるべきで、時間の短さを言い訳に使うべきではない。

逆に「絶対反対なので受け入れない」時の口実として審議時間を挙げている場面も見られる。
どれだけ議論しても受け入れられないなら、むしろ他の法案のために時間を遣うなり、国民に法の問題点を指摘して選挙で信を問うなりすればよい。

ここでも「反対のための反対」という野党根性が見え隠れしているように思う。