秋葉原の「ヤマギワソフト」で火災

それより、もっと重大な事件があった。牛丼売り切れ?それは仕方ないと覚悟していたので今さら驚くことでもない。10日の「秋葉原ヤマギワソフト館火災」である。

ヤマギワソフトは家電や照明で有名なヤマギワからソフマップに営業権を譲渡された際に設立されたソフマップの子会社で、CDやゲームの販売がメインである。他の外資系(タワーレコードHMVヴァージンメガストア他)や国内系(山野楽器他)のショップとの違いは、アニメ系・声優系・アイドル系に力を入れていることである。火災のあったヤマギワソフト館7階にイベントスペースがあり、私も何回か行ったことがある。また、1階のショーウィンドウに飾ってあったあややの等身大の「T・W・O」宣伝用看板をとったこともある・・・デジカメで撮っただけだが(w ミキティこと藤本美貴がまだソロだった時代、アルバム告知用の大きな看板もそこにあった・・・。私はヤマギワソフトのメンバーズカードも持っていなかったぐらいではあるが、でもそれだけの思い出がそのビルにはあった。

このビルは秋葉原の駅からも近いし、大通り沿いで目立つ場所にもあった。そんな立地条件もさることながら、現在の「アキハバラ」を代表する産業である「アニメ」と深く関わるこのビル、このお店(の一部)が灰になったことは非常に残念である。

まだ原因は明らかにされていないが、早期に原因を究明するとともに、お店の一日も早い復旧を願いたいと思う。



現地に、その日の夜に行った。いまだ何かが焼けた後の臭いがきつかった。既に完全に鎮火していたが、消防車数台とパトカー数台が止まっていた。そのまわりを野次馬数十人が囲んでいて、時々テレビカメラを持った取材の人がうろうろしていた。

1階は全焼し、右隣のミスタードーナツも半分程度焼けていた。ビルの角に「ヤマギワソフト」の看板があったが、文字の形は残っているが真っ黒で、夜はきれいに光っていた火災前の状況からは完全に変わってしまっている。

ビルは中央通りと、ビルに向かって左隣の日通のビルとの間の横道に接しているが、その横道には上述のショーウィンドウが割れて粉々になったガラスくずが散乱していた。おそらく火災の爆風でこうなったのだろう。無論、その道は通行止めになっていた。

ミスドよりさらに右のカクタソフマップはシャッターを下ろしていた。消防車の放水で商品が壊れるのを防ぐ為のようだ。

遠くから見ると、火事のあった場所だけ暗かった。ビルの照明がついてないのだから当然ではあるが、さらに悲しい気持ちにさせる光景だった。