RINA Valentine Live

愛内里菜などが出演する「RINA Valentine Live」に参加。

本来は参加する予定ではなかったが、新宿のチケットショップで1枚2000円で売られているのを見て、そのチケットを即購入。その店にも3枚あったし、他のチケットショップでも同程度の価格で売られていた。



会場の新木場・STUDIO COASTに着くと、既に大勢のファンが入場していた。ここは2002年にできたばかりの新しいライブハウスで、困ったことに地図に載ってなかったりする。正直、なんでこんなへんぴな場所に造ったんだろうと思う。新木場は、JR京葉線営団地下鉄有楽町線、JR埼京線と相互乗り入れするりんかい線の3路線が接続する乗換駅、と紹介すると、さぞ交通の便利な場所だ、と知らない方は誤解するかもしれない。実態はただの埋立地にある倉庫街で、駅を利用する人のほとんどは乗換にしか使わない。駅前はバスターミナルがある以外は閑散としていて、ビルがいくつか建っている程度。正直、ここが東京(ただし京葉線東京駅)から10分程度の距離にある鉄道の結節点とはとても思えない。



話をライブに戻そう。ライブハウスは以前は入る機会があったのだが、ここ最近はまったくといっていいほど入ったことがなかった。あやや単独コンサートだったりハロプロコンサートには参加しているが、それらはすべて座席がある「コンサートホール」あるいは「アリーナ」である。座席は主に荷物置きにしか利用しないとはいえ、一定のパーソナルスペースが確保できる「コンサートホール」と、周りの人にもみくちゃにされる「ライブハウス」は明らかに勝手が違った。あややコン等の時の気合の入り方もなかったので2時間のライブ時間中はいつもより足腰が疲れた。



しかし、久々にハロプロ関係以外のライブに参加することは非常に意義があった。どちらが良いとか優れているとか、そういう安直な二元論はこの際抜きにして、すごく新鮮に感じた。先述のように場所が「ホール」でなく「ライブハウス」であること、出ている人がハロプロメンバーではなく、愛内里菜と彼女の後輩に当たる4人のGIZA Studioの女性シンガーであること。完成度が高いとはいえ「アイドル歌手」である娘たちと、「シンガー」としての素材を見出され、そして厳しい訓練を受けてきた(であろう)娘たち。

他にも、基本的にCD音源とそのアレンジなのと生バンドであること等々・・・。



とはいえ、共通点も多い。無論、出演者が(バックバンド以外)どちらも女性のみであるし、「シンガー」であると同時に「アイドル」としての一面も持っていること。愛内里菜三枝夕夏が出演しているときは、特に客席から聞き覚えのある「PPPHの手拍子や掛け声が聞こえてきたときは、少しうれしくもあった。「PPPH」は、昔からアイドルが歌ってるときにかける掛け声・手拍子・振りで「パン パパン フー」

から来ているといわれる造語である。ちなみにあややのときは「あーやや!あーやや!」。



前半は三枝夕夏滴草由実北原愛子竹井詩織里の4人がそれぞれ、ソロで歌ったり愛内とデュエットしたり。選曲が「揺れる想い」だったり「世界中の誰よりきっと」等、偏りはあったものの彼女たちの実力を知るにはよかった。

後半は愛内里菜のソロ。前述の通り「PPPH」が飛ぶアイドルコンサートばりの雰囲気だったが、彼女の歌声にかぶるような掛け声がなかったのはうれしかった。というのも、あややコンでは、彼女がサビを歌っているときに「あーやや!あーやや!」と被せる掛け声が横行しているが、私はそれはあややが歌いにくいし、あややの歌を聴きに来た人にとって迷惑以外の何者でもないと思っていたからだ。

「それがあややコンの楽しみだ」という人もいるのだろうが、あくまで歌声に被せて掛け声をかけるのは歌がド下手くそなアイドル歌手の歌声をかき消すために生まれた生活の知恵であって、実力も兼ね備えたあややに対して行なうのは失礼に当たる、と私は思うのである。

無論、曲中の掛け声をすべて否定するわけではない。「ドッキドキ!LOVEメール」の「♪あなたいっぱい」の部分に「♪あややいっぱい」と入れたり、「ね〓え?」の、曲の最後のほうの「♪あなたが好きだからよ」を2回繰り返す部分のうち前半のみに「♪あややが好きだからよ」と入れ、次のあややの「♪みんなが好きだからよ」のレスポンスで1対2000の壮大な掛け合いが成立するなどについては、まさにライブの醍醐味だと思っている。

正直、UFAハロプロメンバーが所属する事務所)の「いかちぃ」と思うまでの物販戦略を経験している者にとっては、外で売ってるグッズの品数があまりに貧弱に感じた。それは、ライブ終了後、客が次々帰っていく中で残っていた、コアな里菜ヲタの数の少なさと服装の普通さと関係があるのかもしれない。



愛内里菜のライブについて書いているつもりが、いつの間にかあややの話題にすりかわってたりするこの日記。このライブが行なわれている時間、新木場よりさらに東の「幕張メッセイベントホール」での「ポップジャム生放送」にあややが出演していたのは当然知っています。往復ハガキに「当選」とあればそっちに行ってましたよ、えぇ。

浮気といえば浮気かもしれないけど、偏狭な視野であややを愛するより、広い視野で見て、それでも好きでいられれば本当の愛なのだと思っています(←実は根が浮気性