植草元教授 続報

植草元教授が無罪主張 のぞきに興味、と検察 (共同通信)

 女子高校生のスカートの中を手鏡を使ってのぞこうとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた早稲田大大学院の元教授植草一秀被告(43)=解職=の初公判が17日、東京地裁(大熊一之裁判長)であり、植草被告は「無実で、潔白です」と、全面的に無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「被告はのぞき行為などに興味を持ち、犯行当時、車や自宅にアダルトDVDなど24点を持っていた」と指摘した。

 また現行犯逮捕した神奈川県警の警察官が証人として出廷。「JR横浜駅の駅ビルのエスカレーターで、植草被告の視線が上向きだったことを不審に思い、追跡を開始した」と話し、「逮捕時、被告は持っていた鏡を隠し、携帯電話を調べたら隠し撮り画像もあった」などと証言した。

 出廷した植草被告は濃い紺のスーツ姿。裁判長の問い掛けに「はい」と落ち着いた様子で答え、警察官の証言内容などをメモしていた。

[ 2004年6月17日21時52分 ]
(以上、infoseek newsより)

私は法律とか警察関係の知識が疎いので何ともいえないのですが、この初公判での検察の陳述や、公判に関する報道に疑問を感じました。
「のぞき行為などに興味を持」つことと、性犯罪を犯すことの関連性はどこにあるのでしょうか?興味を持っていようがいまいが、犯罪は犯罪ですし、興味を持っていても犯罪行為をしていない人が逮捕されたり勾留されることはあってはならないこと。
検察側はもっと事件自体について証拠を集めてそれを提示すべきだと思います。
報道も同様です。ビデオやDVD、知人女性を撮影したという写真があったということをことさらに強調するのは、視聴者に誤解を与える行為だと思います。しかも、そういう事実を公表することで世間や裁判官の心証を悪くする、検察側のいわば「情報操作」であることを忘れてはならないと思います。

とはいえ、「手鏡でパンツ見てたか、見てないか」なんてことを証明するのは難しいんで、状況証拠の積み重ねで立件するのでしょうね。名のある人だけに犯罪抑止効果を狙ってるのもあるでしょうし。