プロ野球、70年の歴史で初のスト突入

ついに突入してしまいましたねぇ。
突入が決まったとき、私は会社で仕事しながら、NHK TVをポケットラジオで音だけ聴いていました。気象情報が終わりそうなその時、ピロリンピロリン(恋のテレフォンGOALの画像)、というかポロンポロンか、まぁそんな音が鳴ったので、何の速報かな、と思って注意していました。すると、メインキャスター氏がストに突入したというニュースを、何度も何度も読んでいました。
そのキャスター氏はベテランだと思うのですが、彼が何度か原稿を読むときに何度か噛んだりとちったりしているのを聞いて、「彼は相当緊張してるんだろうな、そりゃそうか、自分が70年で初のストを全国民に伝えてる、と思ったら緊張だってするよなぁ」と思いました。
TV他局はおそらく、速報は出したと思いますが、番組を変更するなどはしていないようでした。確かに「たかが」スポーツの話で番組を中止することはできないのでしょう。それだけにNHKがいわば「独占」となったわけで、視聴率が気になるところです。
AMラジオは極めて早く対応していました。プロ野球中継に収益の大半を依存しているだけに当然といえば当然か。
21時15分頃会社を出て、有楽町へ向かいました。ここは何かといえば号外が配られる場所。自分もそう思うくらいですからTV局側も同じように思っていたらしく、現地に着いたときには3〓4局のTVカメラが取材をしていました。実は・・・私も取材されちゃいました。放送に流れたかどうかは番組を見てないので不明。
22時ちょっと前に読売新聞の号外を配る人が到着。一斉にカメラとライトを向けられ、さらに号外を求める数人の人の勢いに押されて大変そうでした。
私もそれを受け取り、今度は新宿へ。その間はTBSラジオアクセス」を聞いてました。NEETニート、15〓34歳で労働も教育も求職もする意欲がない層)がテーマ。なんでも「ひきこもり」層を労働力の観点から定義したのがNEETで、現在52万人いるとか。ぶっちゃけ、昔はそいつらを軍隊につっこんで満州とかに送り込んでたんだよなぁ。
新宿でも号外が配布されてたのでもらい、そして「アクセス」を聴きながら自宅へ。ポケットラジオって便利。
土日はいつもと変わらない日でした。プロ野球を観戦する予定もなかったし、プロ野球中継がなければ他のTVを見るなりラジオを聴くなり。自分はいつものごとく2ちゃんねるを見たり、部屋の掃除をしたりしてました。

私はこれでも野球にはまぁまぁ関心を持っているほうです。ちなみに巨人ファン。それでも、ストに突入したらしたで他のことに興味がいってしまうものだなぁと思いました。
それにひきかえ、マスコミは意外とプロ野球を引きずってしまうもんだなぁと思います。スポーツニュースはおろか普通のニュース枠も大きく使ってやってるのを見ると、ちょっとやりすぎのようにも思えました。
むしろ、プロ野球のニュースをやる分だけスポーツニュースの枠が空いたのだから、パラリンピックとかJリーグとかゴルフとか、とにかく他の競技に時間を割いてあげればいいのに。普段は得点結果が5秒だけしか流れないJリーグの試合が、誰が何分にどんな感じでゴールを決めたとかやれば、Jリーグに興味を持つ人も増えるし、プロ野球にもいい意味で刺激になると思います。

そのおびただしい報道から分かったことは、巨人は人気球団だということ。「パリーグに行く」とナベツネ氏が発言したときにセリーグが猛反対したのも、集客や放映権料が奪われることに対する反発というし。
なんかハロプロみたいだよなぁ。カントリー娘。石川梨華ちゃんやミキティ+紺野を投入したりして、いわばモー娘。の人気を利用してカン娘。の活性化を図ったというのが思い出されます。
そんなに巨人がいいなら、巨人を2チームにして、片方をパリーグに送り込めばいいじゃん。もしくは、試合日程を全部「巨人〓○○」か「○○〓巨人」にすりゃいいじゃん。巨人の1軍選手が片っ端から過労死するだろうけどな。
・・・取り乱しました(汗

まぁともかく、このストで迷惑をこうむった人が多い中、ごく一部の人たちは喜んだらしい。それは文化放送アニラジ番組のリスナー。いつもナイター押しで変則的に番組が変更・休止になってただけに、土日とも通常通りに放送されたのは珍しいかも。