IBMは漢

IBMのPCのCM。今流れているのは

(1)絵画を見ている2人のサラリーマンが「システムもデータもダイナミックに統合されている」との感想を述べるのに対して「ただの馬に見えるけどな」と田舎風の男が口を挟むバージョン
(2)パリのオフィスに来た2人のサラリーマンが「置かれたPCが小さい」と言うと、そこのオフィスで働く女性に「前のはでかいからニューヨークに送り返しちゃった、ところでどちらから(来たの)?」と返され、「ニュー・・・」(ニューヨークと言おうとした同僚を制して)「カレドニア!」と答えるバージョン
(3)パリのカフェで「(パリは)ロマンチックな街だ。愛がそこかしこにあふれているのが見えないか」という同僚に、もう一人のサラリーマンが「愛?それよりネットオークションやオンライン取引がワイヤレスで行われているのが見えるじゃないか」と答え、「ほんっとにロマンチックだな!!」と皮肉を言われるバージョン

を見たことがあるのですが、上記以外の新バージョンを見たらご一報を。

IBMのCMって「漢」を感じさせるCMが多いよなぁ。普通、PCのCMと言ったら美人の女優とかアイドル、人気の男性タレントをモデルとして、「簡単」とか「便利」といったあいまいなイメージだったり、ディスプレイがきれいだとかTVが録画できるなどのように、素人でも見て分かるような具体的なところを売りにしたりしてCMを制作している今日この頃ですよ。「Pentium4搭載」とか「メモリ最大1GB」みたいな専門用語はCMではほとんど触れない時代ですよ。そんな時代にあえて、私みたいにSEやってたりとか、PCを趣味にしてる人間にしか理解できないような専門用語を大量に投げつけるCMを放送してるわけですよ。
おそらく「素人はIBMのPCを使うな、プロが使ってくれ」ということか、もしくは「プロを気取りたかったら使ってくれ」ということか。確かに私がいる業界で、特にノートPCでS社(タイマーで有名)とかだとアレだもんなぁ。富士通の関連会社の人はやはりみんなFMVだったりしますが。
前に、ThinkPadを何度も投げ落としたりする「拷問試験」の映像を流して「ThinkPadはすべてこれらの試験に合格しています」と品質をアピールするのもあったな。わざわざ「人間がこの試験をやると、どうしても手加減が入るので、機械で試験しています」とか注釈つけてたが。確かに私の初代ThinkPadは6年半使っててもハードの故障ゼロ。スペックが実用には厳しいけどラジオの録音には使えるので、録音専用機になってます。

結論、IBMはCMも「漢」だが会社自体も「漢」。まぁ社名の由来からして「International Business Machine」だしな。

アメリカに行く際、「ノートPCは中に麻薬を入れて隠してるかもってことで、手荷物検査の人に『電源入れてみろ』って言われるらしい」ということを聞き、実際に見せたところスルー。まぁ自国のPCだから疑わなかったのかも。これが日本のPCだったら言われたのかなぁと思ったことをふと思い出してみたり。ちなみにハワイは日本とほぼ同じ形状のプラグだけど110Vと電圧高め。でもACアダプタが100-240Vまで対応なので安心してホテルで利用してました。