安倍なつみ盗作発覚で謝罪

以前から自分が出入りしている2ちゃんねるの「狼板」では話題になっていたのですが、写真集を見たことはなくラジオも聞いたことがなかったので半信半疑でした。今回このような形で公になって改めて驚いています。

まず、盗作を行なったなっちを軽蔑する。なっちはグループやソロの歌手として7年以上活動していて、どちらかといえば「クリエイター側」の人間だと私は思っている。それだけに、制作活動がどれだけ肉体的・精神的に大変かということは身にしみて知っているはずである。さらに言えば経済的にも、なのだがこれは置いておく。
しかも、盗作の内容が悪質である。1フレーズだけとかそんなレベルではなく、曲の大半をまるまるパクっているのである。有名な作品も含まれているし、バラバラにしたりしていないので、バレやすいという意味では良心的かもしれないが。

なっちは今週末の「ハロー!プロジェクト スポーツフェスティバル」に出演予定であるが、間違っても欠席しないでもらいたい。競技への出場はともかく、ステージに上がった時に客席から投げつけられるであろう罵声をすべて受け止めてもらいたい。権利を侵害したとか、その賠償だのについては事務所に任せるにしても、ファンに偽りの作品、偽りの気持ちを届けたことを真摯に反省して謝罪してもらいたい。
ちなみに、罵声のうちの1人分は私からのものです。まだチケット買ってないから「たぶん」。

記事には出てませんけど、パクリ元のひとつに橘いずみさんの「サルの歌」がありました。彼女の絶頂期の作品で、「失格」「バニラ」と合わせて個人的に「橘いずみ三部作」と呼んでいますが、そんな作品がパクリの対象になったことを、少しうれしく思いました。だって、パクられるほど出来がいいってことでもあるわけだし。
彼女のラジオを聴いてて、そのシモネタに喜んでいたまさに「サル」の時代の自分を思い出して懐かしい気持ちも。
それにしても、橘の個性が強く発揮されてて、そんじょそこらのヒット曲よりむしろバレやすいであろうこの曲の歌詞を選ぶとは。これをパクった詩をラジオ番組で発表した際に、あるリスナーが盗作に気付いたことが、発覚の引き金になったという情報もあります。

盗作とは知らず、なっちの歌詞を集めたりそれを分析したりしていたヲタもいたでしょうが、分析しようとすればするほど分からなくなってたかも。普通、同じ人間が続けて作品(詩や曲など)を制作するとどうしても似てきてしまう。それが個性ってやつですが、複数のアーティストからパクっていたなっちの「詩」は作風が定まらないわけですから。
ま、なっちがどんな詩が好きかぐらいは分かっていいのかも。