ハロプロオールスターズ「All For One and One for All」CD発売

ハロプロ46名(うち1名は現在欠員)勢ぞろいでCDを出したり、音楽番組に出演したりするのはいいと思うんですが、正直違和感があります。何故今の時期に全員集合したんだろうと。
このユニットについて最初に聞いたとき、私は「あぁ、これはジャニーズにおける『J-FRIENDS』みたいなもので、チャリティか何かを目的としたものなんだろう。吉澤の軽口で批判されたからそれをリカバーする思惑もあるんだろう」と思いました。
しかしそうではないらしい。「じゃあ運動会も近いし、そのキャンペーンも兼ねて結成したのか!?」・・・豊田スタジアムでの運動会が終わった後に?せめて11月上旬くらいにCD出したり、あるいはTVに出てないと間に合わないじゃん。
「あ、そうか、毎年恒例のシャッフルユニット?」メンバは誰もそういうことを言わないなぁ。
・・・じゃあ、何で今の時期に結成したんだよと。後浦なつみは「紅白にソロメンをまとめて出す」という作戦が見事に成功した(うち1名は欠員)ことで結成意義が分かるわけですが、紅白の選考には遅いし・・・。

あ、あれか!これから年末までクラシックのコンサートで「第九」を多く演奏するのと同じようなものか。普段、楽曲によって出演するメンバや楽器は違って、演奏会に出演しないメンバは裏方仕事したり、次回公演に向けて練習したり、生活費を稼ぐなどしてたりするのですが、せっかく年末ということでメンバ総出演の派手な楽曲をやろう→第九ならほとんどの楽器を使うし、曲調も盛り上がっていい、ということで、年末に第九を演奏する楽団が多くなってそれが定着した、というのを聞いたことがあるのですが、それと同じで、通常は各ユニットやソロで活動している各メンバを全員集めることで、クラシックにおける第九みたいな感じにしようとしたのだろうか。

ともかく、このユニットの意味合いとかポジション付けがはっきりしないと、見ている側にとっては座りが悪い。それこそ「ハローのテーマ」を今のメンバで再収録しようとして、集めたメンバを見たつんく♂氏が「ユニットにしちゃえ」みたいなノリで組んだように思えるし。まして一般人は「やるに事欠いて全員集合か」と思ってる人は実際多いと思う。

とはいえ、せっかくの全員集合のときに中澤長官に謝罪メッセージを読ませなきゃいけないのは実にやるせない。ハロプロにとってはむしろ逆宣伝になりやしないかとも思う。