朝日新聞で矢口真里の名前を誤植 「試写室」の「銭湯の娘!?」紹介記事
銭湯の娘!?
★TBS 後1・30(略)
母子2人の家庭で育ったユメ
(矢口真理=写真中央)だが、母
親が突然死んだ。遺品の写真を頼(略)
(宮本茂頼)
引用元:朝日新聞 2006(平成18)年1月30日 東京版13版36面「試写室」
こういう間違い方はよくあるとはいえ、大手新聞社がしていい間違いとはとても思えない。
本当に残念である。
校閲部や制作システムにも問題あり
記者の確認ミスも当然責められるべきだが、それより私としては原稿をチェックする部署である「校閲部」や、新聞記事の制作・編集システム(以下、制作システム)にも問題点もあると思う。
制作システムは、分かりやすく言えば超高性能な「一太郎」や「ATOK」みたいなもので、入力された文章表現中の各種誤りを検知し編集者に通知したり、紙面配置の作成支援をしてくれるものである。
もちろんこれらも万能ではないので、画面を見ながら編集担当者が手動で修正したり配置を再検討したりして、見やすく、また重要な記事を目立つようにするのである。
ハロプロのヲタであるので手前味噌だが、矢口は1998年にデビューして今年で9年目であり、8年連続紅白に出場したほどの歌手である。最近になって改名したわけでもないのだから、矢口の名を制作システムに登録しておけば、記事の執筆段階と校正・編集段階のダブルで誤りを防ぐことができたはずである。
蛇足だが、私の家に届いた新聞は「13版」。これは「バージョン13」みたいなもので、初版から12回改訂したことを示している。
朝日新聞の印刷所から遠い地域は、輸送の時間を考えて早い段階で出すので低いバージョンのものを出荷し、東京本社(地下に印刷所がある)などの印刷工場に近い地域ではそれより改訂を加えたものを出荷している。
それだけ改訂を加えていながら、何故誰も誤りに気付けなかったのだろうと思う。
ちゃんと謝るように
もちろん、そのダブルのチェック体制をもすり抜けて記事の誤植が起こるというのは、時間に追われての仕事なんだし仕方ない部分もあろう。
でも、そういう過ちを犯したらまずは関係者に対してや紙面でお詫びして訂正するということはして欲しい。
以前にも誤った記事を載せたのに社長が謝らない事があったような・・・(w
余談
ちなみに、テレビ欄、および上記記事と同面に掲載の番組の広告は誤りなし。
PCにおける表記ミス対策
「人の振り見て我が振り直せ」ということで、新聞社が使うような専門的なシステムでなくても、こういうミスを減らす努力はできる。それがIME辞書への単語の登録である。
文章を多く入力していくと自動的に学習してくれるが、それだけでは時間をかけて「教育」していかなければならない。それに対して「単語/用例登録」をしておくと、1回教えただけで(PCが壊れたりしない限り)2度と忘れないし、登録語を最上位で表示してくれる。
私の場合、過去の辞書を出力して現PCに移し変えたりしていくうちに2629個(執筆現在)もの単語を記憶してくれている。
1個1個を覚えさせるのが面倒というのであれば、単語リストを読み込ませる方法や、過去に作成した文章を読み込ませて自動解釈させるという方法もあるが、それについてはまた今度。